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至らぬ人生の途中に痩せた体が手に入る喜び

痩せて2年経った。飯は夜しか食べない。たまに一日中食べずにコーヒーだけ飲んでる日がある。そんな過ごし方をしていたら痩せた。大袈裟じゃなく20キロ落ちた。クソみたいに太ってた。ずっとコンプレックスだった。これからは痩せた人間の人生が手に入る。明日死ぬとしてもこの体のまま死にたい。昔の自分は消したい。太ってた私の写真や画像データ、あらゆる人の記憶を消したい。だから私は昔を知っている人とは会わない。会いたくない。

そんで、貯金が出来るようになった。ていうかコーヒーしか飲まないから食費が掛からない。ダイエットと貯金はセットだった。金は使った分だけ太る。お金を使わない日を作って、今月どれだけ金を使わなかったのか結果を眺める。いつのまにか収支が黒字になって貯金が貯まった。これで子どもを不自由させずに済む。

前より少しは真人間になれたかもしれない。でもまだ薄い氷の上に居るみたいに毎日不安だ。

飲む頻度はかなり減ったけど、相変わらず酒クズ。飲む度にやらかすし、飲んだら酒鬱で翌日は死にたくなる。自制できない。完全に病気。そんでヤニカス。あと多分内臓病気だと思う。

でも痩せれた。大きなコンプレックスを脱出出来た。これだけは自信が持てる。明日も明後日も痩せた体でいたい。この体を維持できないならもう死んでいい。

だから明日死んでもほんの少しだけ、後悔しなくて済むんじゃないかな。


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