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音楽を、忘れてた。

空にとぶ雲 草にふく風 花にふる雨 忘れてた…

大好きなCrystal Kayのデビュー曲『Eternal Memories』の一節である。

この曲で歌われている、気づけばそこにあるはずのもの、私にとっては「音楽」という存在を、この一節のように忘れていた。

大好きな「推し」が大好きなダンスボーカルグループでボーカルやラップを担当していることが多いため、日ごろついついそのダンスボーカルグループの楽曲ばかりを聴いてしまっており、従来聴いていた「音楽」を全く聴けていないことにある日ふと気づいた。

そんなタイミングで「そういえば、あったな」と思い出したのが、音楽ストリーミングサービスのAWAだった。以前、Da-iCEの工藤大輝さんが紹介していたことをふと思い出し、何気なく登録していじってみることにした。

これが思っていた以上にハマった。

プレイリスト作成がとにかく面白い。自分でお題を設けて、そのイメージに合う楽曲を頭の記憶の中から引っ張り出す作業は頭の体操にもなった。そしてプレイリストには当然ながら自分の好きな曲しか選ばれない。気分によって選ぶプレイリストは変えているが、どのプレイリストを選んでも自分の特に好きな曲しか流れないというのは、とにかく楽しい。

Twitterのようにお気に入り登録機能が、ブログのようにジャンルによってランキング機能があることにも気づいてきたが、プレイリストはあくまでも自分の快楽のために作成しているので順位等は全く気にならないし、自分の作成したプレイリストを他のユーザーによってお気に入りに登録していただけたとしても、それがユーザー同士のコミュニケーションに発展しないところも気に入った。タイムラインに流れてくる他のユーザーが作成したプレイリストからの気づきもたくさんある。

かつて愛した音楽たちに囲まれて過ごす生活はとても楽しい。AWAはそれを思い出させてくれた。

ただし、AWAが自分の好きなアーティスト全てを補完してくれているわけではないため、音楽を聴くための手段として既存の手段(CDやiPodなど)や他の音楽ストリーミングサービスや有料配信なども並行して必要なのだろうなと思っている。そこはAWAをこのまま継続するかどうかも含めて、今後の音楽人生を楽しむためにじっくり考えて選択していきたいと思う。

今はとにかく、音楽を聴いていることが楽しい。花にふる雨が、花や茎や葉の細胞に染み渡るように、自分自身の心に音楽が染み渡り、日々癒してもらったり、活力を与えてもらっている。

音楽が、私を生かしてくれている。



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