コフィ

昭和の薫りが漂う街並みを愛する大田区出身の80年代生まれ。気付けば20年もの歳月をネト…

コフィ

昭和の薫りが漂う街並みを愛する大田区出身の80年代生まれ。気付けば20年もの歳月をネトゲに奉げていた元ネットゲーマー。昔から何となく物書きに憧れており、その衝動の発露としてnoteを利用しています。

最近の記事

センテンス・スプリング・リバース

広末涼子さん(以下、彼女と略称する)の不倫が世間で注目を浴びている。意識的に情報を集めようとしなくても勝手に目や耳にアレコレ飛び込んでくるくらいだから大きな騒動と言えるのだろう。不倫が良くない事なのは間違いないのだが、事の詳細に至るまで報道されるのは果たして正常と言えるのだろうか? 恋愛関係にある者同士の私信が衆目に晒され、それが世間の話題の中心になるような事態は明らかにマトモな状況ではないと私は思う。 私は彼女と同年代。俗っぽい言い方をすればタメである。故に彼女がトップア

    • 「やりたい事がない」と言う子供にかける言葉がない

      以前の記事でも書いたのだが、私は比較的早い時期に結婚をした。なので子供はもう大きく、次男は高校卒業を間近に控えている。そんな次男に進路についての希望を聞いてみても「分からない。特にやりたい事もない」という返答しか得られないまま時は過ぎて現在に至っている。自らきちんと考えて、たとえ仮決定でも構わないから何かしらの答えを出さなければならない時期だと思うのだが、残念ながら未だに回答は得られないままだ。私はそんな次男にどんな言葉をかけるのが適切なのか分からずに悩んでいる。 何しろ「

      • HSPとは名乗りたくない複雑な心境

        タイトルを書いていて「SIAM SHADE」の「1/3の純情な感情」が思い浮かんだのは秘密だ。最近になって目にする事が増えた「HSP」という言葉。「HighlySensitivePerson」を略してHSP。簡潔に言えば「繊細な人」を指すようで人口の15%~20%くらい存在するとの事。タイトルと早速矛盾してしまうし、何より自分で言うのも恐縮なのだが実は私もコレである。 調べてみると1996年にアメリカの心理学者が自著の中で提唱した言葉らしいのだが、案外認知されるのに時間を要

        • 邦画「ソロモンの偽証」を見て

          「久しぶりに面白い映画を見た」と言うと多少の語弊があるかも知れない。世の中に面白い映画というのは数多くあるが、面白い映画の中でも「語りたくなる映画」というのは案外少ないのではないかと思う。今回見た「ソロモンの偽証」は私的にそんな語りたくなる映画だったのだが、劇場放映期間中に誰かと一緒にリアルタイム視聴をしたワケでもなく一人孤独にアマゾンプライムビデオで視聴したので特に語らう相手も居らず…。かと言って語らうがために「ソロモンの偽証って映画すごい面白いから見てみて!」と周囲に触れ

        センテンス・スプリング・リバース

          「THE MATCH 2022」を見て

          もう今更感がハンパないんだけれど、自分の中で形にして残しておきたいので書かせて貰います。 キックボクシングを見始めたのは確か中学生の頃だったと思う。当時はまだ旧K-1のヘビー級全盛期でアンディ・フグ選手、マイク・ベルナルド選手、アーネスト・ホースト選手、ピーター・アーツ選手なんかが活躍していた頃だった。時期によって見る際の熱量の変化はあったけれど、とにかくそれくらいの時代からずっとキックボクシングを見続けてきた私なので6月19日に開催されたTHE MATCH 2022(以降、

          「THE MATCH 2022」を見て

          それを口にしたら…戦争だろうがっ…

          Twitterでは文字数的にきっつーなのでnoteで書く事にした。2022年3月27日、ロサンゼルスでのアカデミー賞授賞式にて俳優ウィル・スミスが長編ドキュメンタリー部門のプレゼンターをしていたコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした事件が各所を賑わせている。私は軽くジャブのつもりで「平手打ち1回くらいなんだ!今まで彼が何回世界を救ったと思っている!」ってツイートしたら見事に滑った。そのツイートは黙って消した。 話を戻そう。世論は賛否両論のようである。国によって擁護の比率

          それを口にしたら…戦争だろうがっ…

          伝説の靴べら

          長い靴べらが欲しい。何故ならば、とても便利なモノだから。お世辞にも広いとは言えない我が家の玄関で全く屈む必要なく靴を履けるというのは想像以上の快適さだ。至福とまではいかないまでも一度味わってしまうとそれ無しの生活なんて考えられなくなるくらいの魅力は少なくともある。第一、靴を履いて表に出るという行為は言わば一日のスタートを切るという行為に等しいのだ。これをノンストレスに出来るか否かが、その日のコンディションを左右すると言っても過言ではない。 もちろん過去に何度か購入した事はあ

          伝説の靴べら

          ニューヨク・タイムズ

          突然何を言い出すのかと思われるかも知れないが、私はお風呂が苦手である。もちろんお風呂に入らない生活をしているとかそういう話ではない。毎日入浴して身体も綺麗に洗っているし、その都度下着も取り替えているのでどうかご安心いただきたい。どうして苦手なのかと聞かれれば、その理由はいくつかある。ひとつは熱いお風呂が好きではないという事だ。そんな事を言うと「てやんでぃ!ヌルい風呂なんざぁ入れるかぃ!」などと江戸っ子なお爺様方は怒りだすかも知れないが、そう言われても嫌なものは嫌なのだから仕方

          ニューヨク・タイムズ

          何者にもなれていない自分を嘆く

          年をとるのなんて「あっ」という間だ。それは分かっていた。しかし実際に老いを感じる年齢になると理解の度合いが浅かったという事をイヤという程思い知らされる。ただ、10代や20代の頃は過去を振り返ってみても、それ自体に大した厚みがなかったように感じたのだが、この年齢になると流石に厚みのようなモノも出てきたように思える。そこで今までやってこなかった昔話、自分語りのような事をこのブログではやってみようかなんて考えている。ほら、いかにも老害のやりそうな事ではないか。だから遠慮をせずにあえ

          何者にもなれていない自分を嘆く