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褒め

約1カ月振りに、メンタルクリニックに行ってきました。
少し早めに行ったのですが、待合室には3人も患者さんが来ていました。
「うわ⋯これは少し待ちそう」。
観葉植物の鉢に隠れるような位置のソファに座って、20分くらい、順番を待ちました。

先生は、いつになく元気で、ご機嫌っぽく見えました。
「お願いします」
「どう、調子」
相変わらず眠れなくて夜中に何度も目覚めてしまうことと、この間お買い物に行ったとき、真っ直ぐ歩いているつもりが右斜め前方に身体が進んでしまって怖かったこと、などを話しました。
「ちょっと、こういうふうに歩いてみて」
と言われて、つま先に踵をつけて、また次の足もつま先に踵をつけて、という動作を繰り返しました。
ちょっとよろけたけど、倒れたりはせずに、なんとか直線で歩けました。
「大丈夫、良かった。脳溢血とか脳卒中の危険は今のところない」と言われて、
「え?なにそれ、そういう話?先生、なに屋さん?」と思いました。

「手は?動く?」と聞かれて、「動くけど、グーにすると力が入らないです」と答えました。
ちょっと焦った様子で「いつから?」と聞かれたので、もう何年も前から、と伝えました。
「そうか、前からか。でも、動くんだよね?」両手をヒラヒラさせて、確認されました。頷いて、返事をしました。
また少し薬が変わって、次の予約を取って、今回は終了しました。

帰り道、100均に寄って、新しいフェイスタオルを2枚買いました。どちらも綺麗な色で、可愛い柄で、嬉しくなりました。

その後、マツキヨに寄って、石鹸とトイレットペーパーを買いました。
私の前でお会計をしている社会人のお兄さんが、凄い量のカロリーメイトを買っていて、「ねぇ大丈夫?ご飯は?ちゃんと食べてる?」と、まるでお母さんみたいに心配になってしまいました。

石鹸は、いつも通り、花王さんのホワイトを選びました。
私はどういうわけか液体ボディソープが苦手で、ずっと『花王ホワイト石鹸』を愛用しています。
泡立ちが良く、優しい香りで、大好きです。
使っていくうちに透けるほど薄くなっていって、それを新しくおろした石鹸にペタッとくっつけるのが(新旧合体!)、お風呂の小さな楽しみです。


メンタルクリニックの日って、何故か、私のメンタルはダダ下がりになります。
相当行くのいやなんだろうなぁ⋯綺麗な造りなんだけど、たぶん、クリニックという空間自体が苦手なんだと思います。

だから、ダメージケアとして、クリニックの日は特に、ひとつひとつ、成したことを褒めて過ごします。

お買い物に行けたこと、品物を選べたこと、買い忘れがなかったこと、お店のかたにお礼を言えたこと、歩けたこと、ちゃんとお家に帰れたこと、全部「良くできたね」と褒めて、こぢんまりと過ごします。

夕方、お薬を受け取りに行って、今日の用事はお終いです。


お薬、受け取ってきました。
なんと、2代目の薬剤師さん(Kさん)が復活していて、またお話することができました。
(褒め:再会できたね、良かったね、嬉しいね)

帰りの交差点で、信号が点滅、走りました。
(褒め:走れて良かったね)

交差点を渡り切ると、左足に、何か小さい音がしました。ペシペシって。見ると、スニーカーの靴紐が解けていました。
(褒め:よく気がついたね)

お家に帰ってきて、スマホを見ると、アサヒ飲料さんからLINEがきていました。
なんとなく、キリンさんも追加したくなって、お友だち登録しました。
(褒め:お友だち増えて良かったね)


もう夜に近いので、午前中のクリニックダメージは消えています。
あとは、美味しくお夕飯を食べて、温かくして寝るだけです。

こういう1日もあるさ。
(褒め:よくがんばりました)


では、今日は、この辺で。
読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

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