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【あと2日】現役ドラフトに期待することと疑問点についてダラダラ語るだけ

こんにちは、たねです🤗

来たる12/9に第1回『ブレークスルードラフト』通称"現役ドラフト"が開催されます。

この現役ドラフトは、プロ野球選手会が2018年からNPBに導入を働きかけて協議を行い、567拡大による議論の中断を経て、今年ようやく開催に漕ぎ着けた新制度。出場機会に恵まれない中堅選手の移籍活性化を目的としています。

こちらは新人選手を獲得するための本家ドラフト会議とは異なり、完全非公開で行われます。概要をざっくり言うと…

①各球団最低2名以上の契約保留選手をリストアップし、開催1週間前までにNPBに提出。
↓↓↓
②全球団が欲しい選手1名に同時入札
↓↓↓
③一番多くの入札を受けた球団から指名権が与えられ、各球団最低1名以上の選手を獲得する

というもの。
"事前投票制" "事前希望制"なんて呼ばれ方をしますね。これは、現役ドラフトのお手本となったMLBの『ルール5ドラフト』とは大きく異なるNPB独自のシステムです。

ちなみに昨シーズンまでスワローズに在籍していたアルバート・スアレス投手は、この『ルール5ドラフト』で移籍を経験した選手だったりします。

現役ドラフトの対象となる選手については、FA権有資格選手・育成選手・外国人選手など9つの除外基準が設けられており、これに該当しない選手の中から、各球団が自由にリストアップ出来ます。また対象選手に対して、その旨を伝えるかどうかについては、原則各球団の判断に委ねられるそうです。

詳細な規定については割愛しますが、これにより球団によるいわゆる"飼い殺し"選手を救済し、活躍のチャンスを与えることが、期待されています。

ただこの"現役ドラフト"については、懐疑的な見方や様々な懸念、ネガティブな反応が多いように感じています。

確かに今オフは、中日ドラゴンズを中心に移籍マーケットがかなり賑わいを見せていて、トレードに出せるクラスの有望選手が、果たして現役ドラフトにリストアップされているのかについて、疑問があるのは当然と言えば当然。各球団が現役ドラフト=補強と捉えているかは未知数です。

私個人としては"非公開で行われる"ことがマイナスイメージを生み出していると感じています。当該選手の意向を無視して、球団同士で内々にことを進めるなら、12球団合同でトレードをやってるようなもの。

選手会の森事務局長が「(指名対象になったことが)外と本人には漏れないようにして欲しい」と、各球団に情報管理の徹底を求めているようですが、そもそも選手にとって前向きな再出発を目的とした制度なのだから、情報統制する必要ってあるんですかね?

結局ドラフトが成立すれば、誰がリストアップされていたかは一部知れてしまうわけですし、本人だって契約更改を待たされている時点で「もしや自分が?と」察するのではと。

まぁ初めてのことなので、ドラフト不成立だとチームに居づらくなるとか、誹謗中傷があがるのではとか、色々慎重になる気持ちは理解できますけど。随分後ろ向きな考え方だなって…💦

寧ろ主力が強力過ぎて出場機会が得られない選手からしたら、球団から勝手にリストアップされるより、希望を聞いてくれた方が良いんじゃないのかな?って私は思うんです。

「うちとしては残って欲しいけど、他球団でチャンスを掴む方にかけてみるか?」
「このままだと年俸は上げられないけど、どうしたい?」
そちらの方が誠意ある気がするんだが…😅私がおかしいのかな?(笑)結局選手本人の意思確認がなく、球団主導で進んでしまうのは本末転倒って気がしてます。

またネット上に連日上がっていた各球団の候補予想に関する記事や、野球ファンによるSNS上の発言・動画についてのコメントを見ても、「ここに名前が挙がって晒される選手が可哀想だ」みたいな意見も多々ありました。

これに関しては、私の考えはちょっと違います。選手の選定について、少なくとも戦力外ではなく支配下を勝ち得ている以上、球団側がその選手を戦力として評価していることは間違いないと思います。

能力があるのに埋もれている、チャンスがないだけで十分に戦力になり得る、他球団ならもうひと花咲かせられる。そう評価された選手を私は"可哀想"とは思いません。

日本ではどうしてもトレードに対してネガティブなイメージが根強くある。だからこその非公開であり、情報管理なのかもしれませんが、上手くいけば選手にとっても球団にとっても大きなメリットがある。本家のドラフトほど華々しくというのは無理があるけど、出来ることなら気持ちよく送り出して再出発をお祝いしたいし、気持ちよく新たな仲間をお迎えしたいじゃない?ファンとしては。

ここまでグダグダ苦言を呈しておいて説得力ないかもしれないけど、一番言いたいのは、まだ始まっても居ないのにマイナスな事ばかり考えてても仕方ないんじゃない?ってことです。

どんなことでも、最初から想定通りにいかないのが当たり前。やってみて初めて課題も見つかるだろうし、不平等や問題点があればそこを是正して、より良い制度に変えていけば良いと私は思います。

かく言う私も、FAの人的補償での移籍拒否とか、プロテクト逃れの育成再契約問題など、ルールの穴を突いて本来の目的を逸脱した行為が横行し、NPBがそれを放置している以上、選手会や野球ファンが不安視するのは仕方ないと思いますけど(笑)

兎にも角にも第1回現役ドラフトで、最低12人の選手が新天地での活躍を誓い、再出発することになります。

我らがヤクルトからも最大2人の選手がチームを離れることになるので、寂しいというのが本音ではあります。ずっと応援してきた選手、成長を見守り、スワローズでの活躍を信じてきた選手達ですもの😢

試合に出さえすれば必ず活躍できる!
2軍でくすぶっているような選手じゃない!

特に野手に関しては、そんな風に感じてる選手がスワローズにはたくさん居ます。もっと輝ける場所があるはずだと✨

だって活躍の場を与えられないまま、現役生活を終えることの方が、よっぽどツライです。悲しいです。本人の努力次第でチャンスが広がるのなら、求められる場所への旅立ちを応援したい!そう思います。

願わくは、1年でも早く現役ドラフトでの成功例が誕生し、この制度の有効性の証明・移籍へのマイナスイメージの解消・選手の権利向上が成されますことを…🙏

今日も無駄に長くなってしまいましたが、この辺で。
それでは、また👋

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