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インド政府、仮想通貨による決済を禁止する方針

インドの金融当局者は、インド政府が国内で仮想通貨による決済を違法にするよう動いていると明かしました。海外メディアのCCNが報じています。

インドでは昨年、仮想通貨とマネーロンダリングや詐欺、脱税などの関係性が調査されていると報道されていました。今回、CNBC TV18でインタビューに答えた財務省のS.C. Garg氏は、今年度末に向けて仮想通貨に関するレポートの作成を行なっていると述べ、また「(インド)政府は(仮想通貨を)決済の手段として違法にする方針で進めている」と明らかにしました。

これはインド国内で仮想通貨自体を違法にするということではなく、あくまで決済の手段として利用する事を指しているということです。2月1日にもインドの財務大臣が「政府は仮想通貨を合法の通貨とは認めず、これらを使用した非合法の活動や決済方法を排除するためにどんな方法でも取る」と発表した際、インド国内では仮想通貨が禁止されると勘違いした保有者が売りに走り、相場が下落しました。

仮想通貨の存在自体は禁止しないまでも、決済方法としては違法とするインド政府の方針。こういった動きが広がった場合、「決済方法として使えない通貨」が人々にどのように受け入れられ、どのように利用されるのか。今後の動向に注目する必要がありそうです。

CCN
https://www.ccn.com/indian-government-likely-to-soon-make-payments-in-cryptocurrency-illegal/

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