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【イタリア旅行記🇮🇹3日目:モデナ④】まさかの貸切美術館とまたやらかしてしまったこと

さて、お腹も満たされ、買い物もできてホクホクなので、
モデナ大聖堂について学ぶため、午後は大聖堂附属の美術館に向かいます。

大聖堂を通り過ぎがてら、再度その美しさを堪能し、
この反対側へと進みます。

イタリアの11月は雨季なのに
そんなの関係ないくらいの晴天
美しい
反対側
左が大聖堂で右が鐘楼と美術館
あの上の通路歩いてみたい

14:00 大聖堂付属美術館

と、意気込んでここまできたはいいけど、
美術館入り口の張り紙を見ると、まさかの今から休憩時間!
15時再開だから1時間もあるのか、、、とガーンってなっていたら
受付のおばさまから、入ってもいいよとの鶴の一声が!
ありがたすぎる。。
そしてこんな経緯だから、まさかの貸切状態!
やっぱりイタリアの人は緩やかで優しくて感動ー

エントランス入るとすぐに中庭
おばさまがおすすめの順路を教えてくれます

「まずはこの部屋を見て」と案内してくれた部屋に入ります。

0階 聖堂歴代の遺構たち

ここには今のモデナ大聖堂になる前からの遺構たちがぎっしりと。
特に大切な彫像は教会ではダミーが置かれていることが多いので、
それらの本物もこの場所におさめられていました。
本来なら屋根にあって見えないものたちすら、こんな近くで見れるのはありがたいです!

12世紀に聖ジミニャーノの棺を覆っていたらしい箱舟
その歴史は13世紀に書かれた写本に記されてるそう

ここの壁にある美しい文字たちはモデナ大聖堂の歴史における重要な出来事や著名な人物を記憶する目的で作成された、中世からルネッサンスの碑文の部分たちだそうだけど、
ここでもさすがGoogle翻訳先生!こういう碑文すら読める時代。恐ろしい。

文字のかたちもきれい
自分の今後の制作のインスピレーションになるから
資料としてひたすら記録しまくる
メトープという聖堂の屋根についている意匠たち
これは「対蹠地」
地球の中心を挟んで、正反対の位置にある2つの場所を表しているそう
大聖堂の門の柱を支えていた12世紀につくられた獅子
第二次世界大戦で破壊を受けてしまったそう。。
かなしい

1階 教会の宝たち

1階(イタリアでは2階を1階と言います)に登ってみると、
下の会とは違いデザインされた今どきの美術館らしい空間。
この階では絵画、宝飾品、織物などこの教会に残る宝たちが展示されていました。

聖人絵画は聖堂内で観る方が好き
異教の身として、宝物たちはまだまだ不勉強で
読み解ききれないことが多い
でも装飾は綺麗
織物の部屋
織物でここまで緻密に聖人伝を表現するの
さすがに圧巻

2階 教会について

最後の階、2階に上がります。
ここでは聖堂の歴史や制作の方法などが勉強できるように
実物や模型にデジタルを交えて展示されていました。

2階の地図
小さな美術館だけど、ちゃんときれいにデザインされていて感動
大聖堂の模型
中も見れます
わかりやすい
聖堂の建設に使われる石の技法たち
石を削るといってもこんなに表現に種類があるとは
どの石が聖堂のどこに使われているか
映像で教えてくれます
手前のレバーをその石の前に動かすとCGも動くという
まさかのハイテク

小さい美術館だったけど、かなり濃厚な展示内容で大満足!
これ見た上でもう一度大聖堂内部を観たいなーと思いつつ
「ゆっくり見すぎて時間もやばいし、急いで次の場所に移動かな〜」
とか言いながらお土産売り場へ。

お土産ショップでまさかの気づき

そしてここで、今更なことに、
受付謙ショップにてふと案内の看板が目に入ったのですが、
どうも最初に払った金額とチケット代違う気がする、。
ということに気がつくという。
どうやら私たちは学生料金で入っていたようで、
そう言われてみれば「25歳以下だよね?」って言われたような。。
(「時間外だけど入っていいの!」というところにテンション上がってちゃんと聞いてなかった。。。)
バッチリ36歳なので10歳以上のサバ読みに愕然としつつ、
今更それを英語で説明するのも自信ない。。。と断念し、
申し訳なさすぎるので、お土産いっぱい買おう!ということに。

(この後の旅中、度々学生だよね?問答は続く。
「違うよ」と言っても「いやいや〜笑」と大人ぶるなよ〜的なやり取りが続くこともあって、相変わらず日本人は若くみられがちで、なんか恥ずかしい)

語学力の低さでたまにこうゆうミスをしてしまうので、
本当にちゃんと勉強しないと、、と毎回落ち込むのに、またやってしまった。。
聖堂のオリジナルグッズやポストカードや本を買い込み、
申し訳なさも含めお礼を言って美術館をでました。

最後に聖堂正面

名残惜しくて聖堂を何度も振り返りながら、
モデナ最後の目的地に向かいます〜

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