生きるの下手くそすぎなのか、深く考えすぎなのか。
そもそも生きてる中で何が楽しいんだっけ？
美味しいものを食べること、美味しいお酒を飲むこと、旦那さんと出かけること、おしゃれすること、長年の友人と会うこと、寝ること、、、、
楽は楽しい。
私の脳みそにはなぜか、頑張って苦労してこそが生きている証だという固定概念が染みついていたらしい。
30代後半、がむしゃらに頑張ってきたwebデザイナーの仕事が、突然つまらなくなった。
会社での自分の存在価値とは？そんなことを入社して数年考えることがあった。
1.どれだけ案件をこなせるか
2.どれだけ早くクオリティの高いデザインを仕上げるか
自分のデザインが特別視されているわけではない、この２つがあるから自分は評価してもらえているんだと自分の中でこうあるべきという項目がいつの間にか出来上がっていた。
この項目が自分の首をどんどん締めていくことに気づかず、とにかく頑張ってこなした。
頭の中で、マリオカートのスターを獲得した時のBGMが鳴っている時は無敵だった。

それがだんだんと息切れし始めて、自分の頭と心がちぐはぐになり、

あれ？何が楽しくてデザイナーしてるんだっけ？
この会社にいて私の未来に何が待ってるのかな？
このまま死んでいくのかな？

そんな気持ちが湧き上がってきたのが30代後半。
もういいや
と糸が切れた。
そして私は10数年ぶりに専業主婦になった。