私はこの世が嫌いだ
コロナになって多くの人が苦しんでる今に安心、しかも少しにやけている自分がいる
みんなどん底を味わえばいい

私はいわゆるメンヘラだ
メンヘラはよく馬鹿にされる
そもそも「メンヘラ」という言葉自体ふざけている
いらいらする

メンヘラはよく「死にたい」と言う
「死にたい」は使わない人には嫌われる
命を大事にしろだの、死ぬくらいならどうのこうのだの、どうやら気持ちがわからないらしい　言いたい放題である

しかし今はどうだろうか
コロナとかいう目に見えないよくわからないものにたくさんの人が殺された
今も尚たくさんの人が苦しんでいるだろう
みんな大変である
仕事を失った人もいるだろう　大切な人を失った人もいるだろう
会いたい人に会えない人もいるだろう　やりたいことができずに苦しんでる人もいるだろう
コロナが始まった頃、音楽フェスが開催できずにたくさんの人が苦しんでるのをツイッターで見た
驚いた　そんなに苦しいんだ、って
悲しくなった
いつも楽しそうにしてる人が苦しんでいるのはつらい　可哀想だなと思った　誰か死ぬんじゃないかと思うくらい苦しんでるように見えた

さて、この状況で誰かが「死にたい」と言ったらそれでも周りは責めるのだろうか
責める人もいるかもしれないが、そう言いたいくらい苦しいんだなと理解を示す人もいると思う
今まで死にたいと思ったことなかったのに思ってしまった人もいると思う
それはコロナによって世界が苦しんでるから起きる現象であり、コロナが無く楽しんでる人がたくさんいる中で誰かが「死にたい」といえばまた馬鹿にされるのだろう

私は今の世界のほうが優しく感じる
みんなが苦しんでいるほうが周りにも優しくできるのではないだろうか
私は人の気持ちを理解しようとする人が少なすぎると思っている
人の気持ちなんてわからないけど、「この人はどうしてそういうふうに思うのだろう、なにかあるのかな」となぜ考えないのかがわからない
なぜ、ただ否定ばかり、ましてや見下すのかわからない
どうやら自分も苦しまないとわからないらしい
それなら、苦しめばいい

今は戦争が起きている
もっと戦争をしろとは思わない
でも「もう死んでしまいたい」と言っていた当事者を見て、
この状況なら誰も責めないんだろうなと少し悔しかった