映画「インターステラー」を見たよ!【ネタバレあり】

友人のツイートを見て、興味を持ったのでした。
「いい作品だけど、人を選ぶ」
「どうしても長いし、ストーリーがちょっと難しくてちゃんと観ないといけなくて何も考えずにコーラ片手にポップコーン食いながら観る映画ではないので、そう言うのが好きな人にはウケが悪い」
と聞いて、ほうほうと。

別に長いのは苦にならないし、人を選ぶとは言われていても「いい作品」と言われたら、見てみるかな!と意気込んでいったのでした。
難しいのは……がんばる!!

というわけで、便利なアマゾンプライムで一気見。
いい時代ですね。

※以下、ネタバレ満載です。
未視聴の方は、回れ右して先に映画を見てくることを推奨します。





最初は日常シーン。
ごく普通の現代物かな?と思ったら、大きな砂嵐。
時折流れる食糧難的な話題。
「どうやら現代とは少し違う……?」
じんわりとした匂わせでしたね。

お化けとかそういうのは、なんだろうな~これ、くらいにかるーく流していました。
モールス信号での交信は出来るだろうけど、まだこの段階では背景もわからず。
ひたすら見続けていく。

どうやらこの時代はパイロットとかそういう職業が敬遠されているらしい?
先生との話でも色々と出てきましたが、NASAが水面下での活動となっているあたり、なるほどと。

パッケージを見た時点で「宇宙物? SFかな?」と思っていたのですが、ようやくその部分が見えてきました。
ただ「宇宙に行く!」ではなく、世界観から描写してくのはいいですね。
移住のために別の星を目指すって、昔からよくあるテーマではありますが、大好物です。

最初の星は、超重力で時間経過が違ってくるらしい。
ここら辺の理屈は、正直よくわからなかった。
そういうもんなのかなーと思いながら、そのまま見続ける。

地球の食糧難部分の描写があまりエグくなかったこともあって、時間的な制限については結構緩い印象でした。
ただ、一つ目の星の後のビデオレターを纏めて見る流れ。
あそこは、時間の経過を一気に感じさせる良い演出でした。
見ている主人公の年齢には変化がないのも、対比として良かったですね。

あと、最初の星で水に飲まれそうになるシーン。
あれを見て、漫画「彼方のアストラ」を思い出しました。
で、アストラのwikiを見てみたら、インターステラーから影響を受けたと書いてありましたね!
自分が読んでいた漫画の元ネタとなる部分がこれかぁと、ちょっと嬉しくなりました。

続いて、マン博士のいる星。
このマン博士、作中ではキーマンでしょうが、人間臭くてわりと好きです。
そりゃ、孤独だよねー当たり前だよねー。
誰もが初志貫徹で自己犠牲を納得して我慢なんて出来ないだろうなぁと思うのです。
聖人君子ばかりでなく、こういう人物も描かれていると、わかるーってなる。

動機面でちょっと混乱した部分はあったりしますが。
孤独に耐えかねたが呼び寄せた理由として、それでなぜまた一人で船を乗っ取っていこうとしたのか。
地球の人々のため?
ここは、もう一度見直した時によく見ておきたい部分。

ともあれ、このマン博士結構いいキャラでした。
死に際も良いね!!
こういうキャラ、大好きです。

そこから先、主人公クーパーが自分を切り捨て、航行を続けさせる。
なかなか選べないよなぁ、こういう手段。
ここから先は、怒濤の流れでしたね。

序盤で見た、よくわからないお化けの演出。
なるほど、こう繋がるのかぁ。
必死に伝えた「Stay」という単語。
なんだ、やっぱりクーパーも旅立ったことを後悔してたのか、と納得。

言葉を伝えたり、最終的に漂っていた主人公が拾われたり……ここら辺、ちょっとご都合主義な感じはあるけど(特に宇宙で漂流する一個人を回収って、それこそ天文学的な確率の奇跡だよね)
でも、綺麗に終わらせたなぁ。
途中津波に襲われたり、ビデオレターで子供達が年を取っていくのを見たり、そういう流れの時は「これしんどい想いをするやつだー」と覚悟していたのですが。
全然そんなことはなく、視聴後の感情はとても穏やかでした。

途中はハラハラさせ、しんみりしたりしんどくなったりもしたけど、序盤の伏線をしっかり回収して読後感はとても爽やか。
長いとは聞いていたけど、長さを感じさせない映画でした。

途中マン博士について触れたけど、一番良かったのはTARSとCASEだね。
ロボかわいい。

やっぱり映画はいいなぁってのと、家にいながら映画が見れる環境はとても有難いというのがあって、しばらくはアマゾンプライムで色々と見ていこうかなと思うのでした。
何かオススメの映画があれば、教えてください。

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