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ひとりぼっちを感じない初めての土地

寝ぼけ眼で書いた幸せ箇条書きnote、あれを書き上げた後で私はバスで帯広駅へと向かい、ひと足先に北海道入りしてた夫と合流した。

別に一緒に行くこともできるのだけど、見知らぬ地で心許せる相手と再会するのが私は好きだ。きっと道中では、できるだけ自分の感覚に寄り添っていたいからなのだろう。

帯広駅で身支度を済ませ、十勝名物豚丼をおにぎりにしたものを食べる。おじいさんが1人で回す屋台のようなお店にキティちゃんが飾ってあって、それだけでまた私の心の安心感は増していった。

そこからバスに揺られること70停留所ほど。今回、1週間暮らしを体験させてもらう街に到着した。ドキドキしながらドアを開けると町の方々が5名ほど。「おー来たね!」「寒かったでしょ」「ようこそ〜」とたくさんの声が飛び交った。どこどこの誰々ですなんて、自己紹介はない。だから24時間弱経った今も、あの方々の名前はわからないのだけど、それでもなぜか知らない人な気はしなくて、初めて来た町なのに帰ってきた気がした。

そんな皆さんに笑顔で会釈しながら、担当の方に案内され奥の部屋へ。諸々の手続きを済ませ、町を案内してもらいながら住居へと向かった。

連れてってもらっている時に気になったのは、たしかに雪はあるのに、道が悪くないということ。私の故郷、青森の冬の車道なんて、危険度マックス、ぼこぼこ道がデフォなので、なぜこんなに歩きやすく、車を走らせやすいのか気になった。すると、どうやら十勝という街は、雪が降るのは週1度程度。とかち晴れという言葉があるほどに、晴れの日が多いのだそうだ。

晴れ間が多い、でも、たしかに雪景色。だから、夜にはきれいな星もたくさん見える。

あーなんて素敵な街なのだろう。

念願のほかほかのクリームシチューと、柔らかい水質のお湯で体を温めた後、そう思いながら、眠りについた。

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