見出し画像

「ここにいていいよ」と肯定してくれた夜の話

明るく振舞う裏で、私は私に自信がない。

自信をつけたいからこそネガティブなことは口に出さないようにしてるんだけど(あとそんなん言われても、困るよなって思っちゃうから)、基本的にはめっちゃネガティブだ。

なんだろう。私を表す言葉、池ちゃんの言葉を借りるとしたら「友達多いけど、2人組作ってって言われたら1人になっちゃうタイプ」。彼自身はこの言葉、なにげなく言ったと思うんだけど、ゲスト出演したラジオでのこのワードが私は忘れられない。あーそれだってなっちゃったから。

#

締めパフェ、というものが札幌にはある。締めラーならぬ、パフェ。大学時代、絶対締めラーまで行って順調に超えた私だが、もしもパフェだったら行ってたかな?なんだかんだでコスパの良いラーメンを選んでた気もする。

でも、そんな私も大人になったわけで。今回の旅で絶対に行きたかった締めパフェの名店へと足を運んでみた。

ライブで好きな音楽に体を預けた後で食べるパフェ、そんなんおいしいに決まってますやん………と思ったけど1時間以上待ち。流石に疲れてたので断念した。

この反省を生かし、今日は18時の開店からすぐの時間にパフェ屋さんへ。

ご察しの通り、夜ご飯は食べてない。もはや締めと言っていいのかはわからないけど、まあ、食べるのが優先なので。そこは許してください。

おつまみとジンの水割り

普段はお酒を控えているのだけど、ニセコ蒸留所のジンなるものがあったのでチョイス。おつまみの盛り付けと共にいただく。

おつまみの盛り合わせって大好き。いろんな味をちょっとずつ食べるのってなんでこんなにワクワクするんだろう。

シトラスの風味がするジンがスーーっと体に浸透していく。はあ、なんて贅沢なひと時なんだ。

そんなふうにうっとりとしていたら運ばれてきたのは、イチゴと焦がしカスタードのパフェ。

私気づいちゃった。パフェって大好き。

それは味ももちろんなんだけど、ひとつひとつ作ってくれるでしょ?紛れもなく、このヒトサラは私のために盛り付けられて、私の前にくるべくしてきた一品なのだ。

お客さん、ではなくて、私に提供してくれるデザート、好きにならないわけがない。

なんのご飯の締めでもないけど、1日を締めるに当たって、今回に限っては札幌の街で過ごす夜を締めるにあたって、パーフェクトな一品だった。

次から次へとお客さんがやってくる店内だったから、話したわけではないけれど「おつかれさま」「ずっと頑張ってきたね」って大事にされてるような感覚。大袈裟だけどね。自分に自信がないからこそ、こういうちょっとのことで、私はここにいていいんだって思えるのです。

お酒は飲めるけど、真っ赤になった顔で大好きな曲を聴きながら。夜風にあたって、遠回りしちゃう自分。今日の私、珍しく好きかもしれない。

そう思わせてくれた札幌の秋の夜はもっともっと大好きだ。

いただいたご支援で働き方を楽しくできるようなヒントとなる書籍などを購入します。ご支援よろしくお願いいたします☆