脳が楽をした愚痴

考えてしまう=備えてしまうという人間だ。
傷つくのが嫌で、傷つく前に不安で備えてしまう。
何をしていても考えている。
仕事中に貰ったものの数を数えてはどう返そうかを考えているし、四六時中過去の行いに対してずっと反省をしている。
私はやはり知識をひけらかすように語っているらしいし、皆が通ってきた思春期の失敗を大人になってから経験をしているし。
反省ばかりの人生なのだ。

正直、もう考えるのはやめたいのだ。
もう何も考えたくない。
反省だってしたくないし、自分がどんな人間かの分析もしたくない。
もっと、楽しさだけに支配されたような能天気な世界に行きたいのだ。
そんな世界を私自身の中にどう作ったらいいのかが、全くわからないのだ。
色んな責任を放棄してしまいたい。
こんなにうだうだぐだぐだ考えてしまう人間をどうか、無条件に、何の言葉も発さず抱きしめてほしい。

寂しいのだ。
何も言わず「私だから」と無条件に抱きしめてくれる人間がいないこと。
周りにはいい人ばかりだがみな節度を保った関係でしかないこと。
抱きしめてほしい。
考えたくない。考えたくないんだ、私は。
泣きたいし、食べたいけど食べたくない。

何もかもを放棄したい。
世間の目も、自己管理も何もかも。
でもそんなことはできないので、今日もひたすら考えてしまった。

いつか、私のことを特別だと思ってくれる人が現れることを願って。

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