【コラム】一人旅と荷物
実行は突然。
唐突なくせに、行き当たりばったりなのだと思いきや、案外調べていく。
事前準備は数少ないマスト訪問スポットのグーグルマップピン立て、
宿選定基準はなんだかんだで安いけど許せる汚さのホテル。
旅先で荷物を宿の布団に全てぶちまけて、必要不必要を考えながら詰め直すのが至福。
欲張りなので、一回の旅行で複数の都市にいきたい。
重い荷物じゃどこにも行けぬ、最小限の必需品で旅立ちたい。
少しでも重くしたくないため、土産等の買い物がためらわれる。
その結果、小さい買い物になる。
【例:山口県ふぐ刺しの缶バッチ】
当時は興奮して購入しているため、帰宅して我に返ると飾り場所に困る。
最終的に、荷物にならない食事重視型に移行。
昼飯を食べたばかりの昼下がり、寿司を更に買ってしまう。
予算オーバーの破格。
おなかが重くなる分は許容範囲。
どうにかして胃袋を大きくできないかと試行錯誤したのだがうんともすんとも言わないので、一人旅のおともにタッパと塩が加わった。
タッパがあれば旅行先のどこでもピクニックができる。1人で食べきれない時の持ち運べる胃袋になる。そして塩さえあれば、大抵のものは美味しく食べられる。
新しい旅行スタイルができたそんなお話。
怪しい持ち運び方の塩。
時には買いすぎる食料たち。移動してはみかん、移動してはみかんを繰り返した。
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