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小学二年生から不登校の娘の今⑤親の生き方を問う

私自身がこのように発信することで、多くの感想をいただき、学校に行かないということで、悩み、日々葛藤している保護者の声もたくさん伝わってきました。

そして、これからどうなるのか想像できないために、今何をしていいのかを選べない状況に陥ることも多いのではとも思いました。

風邪をひいたら、まずは熱や鼻水の状態を見て必要な薬や通院をして療養、親も看病のためにお休みを取る。数日後には回復して元の生活に戻れる。こんなふうに、今何が起こっているのかがわかり、この後どうなるかが分かれば、必要な行動を取ることが出来るので、難なく乗り越えられます。

コロナという未曾有の災禍では、どうなるか分からない状況に世界中の人々が、どんな選択をしていいか分からない期間がありました。しかし、時が経ちあらゆる経験をした私たちは、ある程度理解しながら感染対策も感染後の対応も出来るようになって来ています。

昨今不登校の急増が騒がれる中、学校に行かない子どもは我が子だけではなく、他にも経験している人もいるし、もっともっと前に小学校や中学校に行かなかった子も大人になったという経験談を伝えてくれている方もいます。きっと、少し視野を広げて、学校に行かないという状況になったときにも、予測される出来事を知っておき、その後の選択肢があることや、大人になる過程で必ずしも学校に行っていないと不利益になるという訳では無いということを知っていると、気持ちも余裕を持って過ごせるのではと思います。

そして親自身が、子どもの状況を見て、働き方を変えたり生活スタイルを変更したり、周りとの付き合い方や考え方を今の状態に合わせて【変える】ことが出来るといいのかもしれません。

周りが変わらないと嘆くのではなく、責任を委ねるだけではなく、私にも変えられる力があると、自分を信じてみる。そこから、世界の見え方も少しずつ動いていくことでしょう。

2人の娘の生き方から、私自身の生き方を問われたこの不登校という経験は、とても大きな気付きとなりました。

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