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タイムマシンは存在する[エイプリルフール]

3月最後の先週末は一気に気温が上がり、桜も一斉に開花していますね。その陽気に誘われお昼前に近所の河川敷へランニングに出かけたのですが、その道中でタイムマシンに乗ってきたおじさんに会いました。

センターラインはないけれど対向通行できる程度の道が交差して、信号がなく横断歩道がある小さな十字路に着いたときです。私の前に横断歩道を渡ろうとしている自転車に乗った高齢の女性が先にいました。

ある程度の距離で自動車が来ていますが、渡れると思い横断歩道に入り始めると、予想以上に車近づいてきます。おっと、危ないかもと私が一旦止まります。車も危ないと思ったのかスピードを落とします。じゃあ先に渡ろうかと歩き始めると、こちらが一旦止まったので(横断歩道内ですが)、運転手は車を進めようとします。おっと危ない、また歩くのを止めます。結局車は右側に大きく膨らみながら、横断歩道上の私の前を徐行しながら通過します。

その時です。助手席側の窓が開きました(私は車の左側にいました)。助手席のおじさんは「すみませんね」といった感じで頭を下げます。が、運転手のおじさんは私に「待っとけや!ボケ!」とこちらに身を乗り出して叫びました。

おじさんの服装は野球のユニホームです。週末の朝野球の帰りでしょう。車は10年以上前のホンダのワンボックスカーです。特に反社会的勢力の人でもなさそうです。外見上は子供がいて家庭もある典型的な普通のおじさんに見えます。

横断歩道に歩行者と自転車の高齢の女性がいる状況で、止まらない車がいるんでしょうか。止まらない車はまだいるかも知れません。でも今回の状況で歩行者に向かって不適切な発言を叫ぶ人が令和の時代にいるとは思えません。あの運転手は昭和の時代からタイムマシンに乗って令和にタイムスリップしてきた野球好きのおじさんだったのです!ついに私もタイムスリップしてきた人に会うことができました!ケツバットもしてもらえたら更にブログのネタができて良かったかも。


自動車免許の更新時の講習のときに、事故を起こすと車が大きく潰れるという写真を見せられます。事故防止のためにそれも良いのですが、日常の交通ルールを改めて確認することが必要ではないかと思います。特に横断歩道で渡ろうとしている人がいても止まらない車がいるのは、横断歩道に歩行者がいるときには車が止まるということを忘れてしまっている運転手が多いということを示しています。道路面に描かれたひし形のマークをこの先横断歩道ありの印ということも忘れている人が多いとも聞きます。交通ルールを忘れていては守ることもできません。免許の更新タイミングは、時代に合わせて交通ルールを再確認する機会にちょうど良いと思います。

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