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介護職員の生産性を阻むもの

こんばんは。フミオです。
先ほどまで、生活するエリアでInstagramにてリール動画のつくり方を教えて頂ける講座があり、なんでも経験と参加してきました。
リアルで、集まっていろいろ聴ける有意義な時間であったことと、何より説明して頂いた方々の人柄より、優しい熱量にカンセンできてよかったです。

その勢いを借りて、「介護職員の生産性を阻むもの」という内容でnoteします。


■私を要介護状態にして世話の内容を分解からはじめよう


 まず、私が障害を得て、要介護者となり1日を過ごすだけでも次の活動があります。(細かいことを除き)起きる➡移動➡食べる➡移動➡トイレ➡移動➡寝る、これだけでも6:00スタートして再びベッドで横になるまで8:00ぐらいかかると思います。

これを妻が行うと妻の5:00に起床して、自分のケアを行い食事準備し、
6:00に私の起床の世話(起こし・着替え)、食事の配膳、自分の食事、
歯磨きの世話、トイレの世話、私が横になる世話、最後一連の片付け、自分のこと8:30ぐらいかかるでしょうか?

但し、私の世話を必要とするレベルにもよりますけれど。私の介護レベルは要介護3程度相当イメージです。

■これが介護現場で考えると・・・


 フロアに20人前後の利用者が生活しているとして、朝6:00からスタートでも夜勤職員と早番職員1~2人で20人の個別の障害と個別のケアを協力して行います。

ここで、介護現場ならではの世話があります。昨夕から今朝までの様子の確認と検温と、8:30ぐらいから夜勤職員の記録と日勤職員への申送りですね。この記録と申送りに時間が必要なんですよね。

ここが生産性を奪っている作業です。先の私が要介護状態なら妻の頭に記録して、今後を見通すだけです。
介護職員は、20人前後の情報収集して、記録して申し送ることが、私の妻の「頭の記録」×20人と文章化、申送りの際には、更に、これまでの前後の様子から見通しと世話の内容も依頼することになります。←生産性を阻むもの、その1「時間」。

■生産性を阻むもの、その2「苦手」


 介護職員全員に、20人の利用者をシェアする「ツール」への対応。
例えば、PC操作、Excelなどの表計算ソフト、介護ソフトへの習熟度や理解度などですね。

30代ぐらいまでの方なら、触り弄る機会もこれまでの生活にあったと思いますが介護現場オンリーの方やワープロにも触ったことのない50代には結構アレルギーがあると思います。

これが生産性を阻むもの、その2「苦手」です。
介護現場も介護職員の高齢化、平均年齢45歳前後からというのが普通が現状ではないでしょう?

■生産性を阻む「壁」を壊すもの


 今回は、「苦手の壁」を破壊しましょう。私の経験では、ツールをレクチャーする時間とレクチャーをする人とレクチャーをマネジメントする人をつくることです。そして、これを後押しする上司またはBOSS。

また、このような人材がいない場合は、(私のような、言い過ぎ~)現場で業務改善を行った部外者への依頼し、現場の職員へのヒアリングをした後、模造紙サイズ以上の大判の紙面で可視化できる様に作業プロセス図を作成してもらいながら、職員で議論・記入しながら、目的とステップを議論して、「苦手の壁」を壊すスケジュール作成する。

次に、職員のスキルの棚卸しをして、レクチャーの人を見つけ指名する。つくる人がいなければ、育てる時間を設けることが必要です。この段階で他にも得意分野の人を発見して担当を指名することが必要です。

明確に、役割を指名から責任と達成感、計画的に進めていくことがチームマインドの醸成が副産物として生まれ、途中から進みが加速していきます。 

一番大変なのは、苦手意識の介護職員より、時間をかけても進めるという上司なりBOSSが一番覚悟を持ってすすめないと途中で空中分解していきます。

■上司やBOSSの方へ


 あなたがその思いを継続できる仲間が一人でもいますか?考えてみてください。いるなら時間がかかっても成功します。いなければ、スタッフと対話して、介護の思いを共有して、仲間のピックアップと思いをカンセンさせていきましょう。

これが、私が業務を変えていったやり方ですが、3年はかかりました。


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