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きょうの画材「5: ホルベイン透明水彩『セピア』」


沢山しぼられて、この姿。

親しみやすさのホルベイン

多くの水彩ユーザーさんの「ファースト透明水彩」
このホルベインだった方も多いのではないでしょうか。
手にとりやすい価格で取扱店多く、色も豊富…

https://holbein-shop.com/?mode=grp&gid=1216535

そんな色たちの中で私が一番よく使うのがこの「セピア」。
シックな色味とガツンと濃厚な濃さにすっかりファンです。

今日は紙もホルベインのクレスター!優しいクリーム色。

薄めたセピアで下地作り

梅皿にたっぷり薄めた「セピア」、同じくホルベインの「マリンブルー」。
セピアを塗り広げつつ、たまにマリンブルーをちょいと筆に付けて
ゆるやかに色が揺れるベースカラーを作っていきます。

濡れた状態の色も好きなんです

パレットで彩りを加えて

ホルベイン透明水彩は一度固まっても濡らすとさらっと溶けよいので、
最初にパレットの小仕切りに並べて絞り、
乾かして固めておくと小さな絵を描くのに便利です。

混色で作ったアースカラーを重ねて

濃い目セピアでコントラストを

最初に出てきた「セピア」を今度は少し濃い目に溶いて、
ドングリの実と枝に強めに色をのせるのですが、
今回はまず「赤系を混ぜたもの」、「青系を混ぜたもの」
二種類のセピアを作りました。これを部分で使い分けます。

隠し味ならぬ、隠し色

ドングリの実には赤(ピロールレッド)、
枝の部分には青(ウルトラマリン)を
それぞれ混ぜ込んだセピアを使っています。

色をやさしく重ねて

青緑系の色を作って葉の色を整えます。
この時も、色馴染みを良くする目的で
青緑の溶き水に最初に作った薄めセピアを使いました。
混色しないセピアで、ドングリや枝にタッチを入れたら
最後に白でドングリにハイライトを。

つやっと輝きだす、大好きな工程!

鉛筆で仕上げのスミ入れ

今回はシンプルに三菱のユニスター鉛筆(4B)
これ一本でスミ入れを行いました。
有名なハイユニの廉価版ですが、品質は十分と思います。
安価な工業製品でも高品質なのは日本製のすごい所だと思っています。

キュッと黒でしめて

今回使った画材

・ホルベイン クレスター水彩紙
・ホルベイン透明水彩
・名村大成堂 蒼明(小)
・三菱 ユニスター (4B)
・三菱 ポリカラー(おうどいろ)

今回もご覧頂きありがとうございました。楽しい画材ライフを!


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