気に入った動画、映画、ドラマなどは何度も何度も見てしまう。

一度目はしっかりと、どんなシーンも見逃さないように。二度目以降は作業用のBGMとして。A、B、Cというコンテンツがあったら、A→B→C、A→B→C･･･と流し続けて、気が付いたらそれぞれ10回以上見ていた、みたいなことはザラである。シーンによってはいくつかのセリフを覚えているくらい、繰り返し流してしまうのだ。

コンテンツを初めて受け取るって、とても楽しいけれど、ちょっぴり疲れるのだ。たまにならいいけれど、頻繁にだと刺激が強すぎる。『良いものを吸収するぞ！』と意気込みすぎて、無駄な力も入り過ぎてしまう。
気に入った作品の二度目・三度目は良い。全体の流れはもうわかっているし、良作であることはすでに保証されているし、さらに、一度目には気が付けなかった良さにまで目が行き届く。作品がさらに面白くなる。
四度目・五度目になってくると新しい発見も少なくなってくるが、どんどん作品に向ける集中力が必要なくなってくるので、作業のBGMに最適になる。六度目、七度目･･･と重ねていったところで、さすがに新しいやつ探すか、となる。でも新しい作品をいくつか見た後に結局戻ってきて、八、九･･･と新しいフェーズが始まる。

楽曲であれば、『もっと広く聞いた方がいいだろう』とか『これは何度も聞いて練習/曲作りに役立てよう』とか『この中にいくつの楽器が使われているだろう？』とかいろいろな聞き方があるので、同じものばかり･･･ということは少ない。しかし他の分野の作品についてはもっとゆるい気持ちで楽しんでいて、自然とこうして何度もリピートしてしまっている。おそらくこれが本来のわたしの習性みたいなものなのだろう。

そういえば、子供の頃も『シンデレラ』や『リトル・マーメイド』をビデオが擦り切れるほど見ていた気がする。変わらないな～、人って。

Comay.

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