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獣のように

中島翔哉選手にもう夢中である。

ぜひ 00:58 あたりを見てみてほしい。なにこの異次元のパス・・・。かっこい・・・むり・・・。

わたしは浦和レッズのファンだが、中島翔哉選手のことは日本代表時代からかなり好きだった。ドリブルの上手くて、芸術的とも言えるようなプレイを軽々、楽しそうにする選手だ。出場すると必ず何かしでかしてくれるような人で、彼がピッチに出るといつもとてもワクワクした。

これからも日本代表選手として、また世界を舞台に活躍するサッカー選手として、素晴らしいプレーをたくさん見せてくれるに違いない・・・と思っていたわたしがその名をネットトピックスで久々に見たのは、彼がコロナの検査結果の改ざんの容疑をかけられていて、場合によると逮捕されるかもしれない・・・というニュースにおいてだった。結局疑惑は晴らされ逮捕には至らなかったようだが、移籍先の中東ではコロナの影響もありいろいろなことが上手くいかなかったようだった。
もともとスポーツにそれほど明るくないわたしはそれまで意識したこともなかったが、順調にキャリアを積み重ね続けられる選手なんてほんの一握り、の中の砂1粒くらいしかいない。こんなに才能とセンスにあふれてサッカーを愛している人にとっても、プロのサッカー選手として第一線で活躍していくということはこんなにも難しい・・・ということを、彼を通して初めて知った。

もっとも、わたしは勝手に胸を痛めていたが、中島選手本人がそれをどのように捉えていたかは定かではない。
というのも、彼はものすごく変わった人なのだ。
「サッカーを楽しむ」ということを信条としていて、オフの日に暇ができると公園で練習しているらしい。
また、「チームに貢献する」というよりは「自由にプレーする」というタイプなのか、試合後守備意識に欠けていると監督からキレられたり、代表戦で試合中行ったリフティングが挑発行為と取られ、相手チームの選手からやはりキレられたりしている。それでもどこか飄々として見えるからスゴイ。

浦和レッズでの初出場を果たした今年8月6日のアップでも、自由人ぶりを発揮していたらしい。

もうただただ楽しそうである。公園でサッカーの練習をしている少年より楽しそう。

好きなことがあって、それに夢中で、だからこそ他のことにあまり気が向かない・・・という人にどうしても強烈に惹かれてしまう。そういう人は異次元で生きている。多くの人が取り憑かれてしまうしがらみに縛られないから、どこまでも飛んでいけるし、どこかで思わぬアクシデントに足を取られてもあまり気にしない。気にしたとしても、すぐまた飛び立っていくのだ。
「好き」のエネルギーは本当に強く、大きい。異次元に住まう人々は、この強大なエネルギーにブレーキをかけない。その様がちょっと普通とは違っているということが、怖くもなんともないのだろう。そんなことを気にしているのなら、少しでも長く好きなことに取り組みたい・・・というふうに見える。少なくともわたしには。
獣のようだ。余計なことを考えず、進むべきほうへただひた走る。とても美しい。

今シーズンの試合はまだいくつか残っているが(楽しみ~)、それが終われば新しいシーズンに向けたチームの組み直しが行われるだろう。来シーズンはいっそう自由に、暴れ回ってほしい。


Comay.


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