かむいかむ

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最近の記事

阿武町の空に – 4630万円誤送金事件 –

ある日突然、目が覚めたら隣に裸の女が寝ている。 しかも、かなりの美人だ。 一生に一度出会えるかどうかの絶世の美人といっても良い。 もしかすると有名な女優かもしれない。 知らない女だ。 酒は飲んでいない。 したがって、いわゆる間違い、ではない。 なんの前触れもなく、 ただ、そこにいた。 そして、あなたはまだ若い男だ。 部屋の中には二人きり。 ドアには鍵がかかっている。 もしあなたが、こんな状況に出くわしたらどうするだろうか? 2つの選択肢が、すぐに思い浮かぶ。 ・欲に任せ

    • アウトプットってうん○だよね

      快便でスッキリ、してますか? 食べたものは出さなきゃ、健康ではいられません。 「アウトプット大全」やら「アウトプット力」、「アウトプットが9割」なんて、アウトプットに関する言葉を、やたらと目にするようになりました。 アウトプットが大切だというのは、私も賛成します。 でも、アウトプットというと、なんだか凄い『成果物』を出さなきゃいけないような気がして、気後れしてしまうことがありませんか? それって、何か違うと思うんです。 アウトプットなんて、うん○ですよ。う・○・こ。

      • スマホ脳?それってほんと?洗脳されないためにできること

        スマホに脳をハイジャックされてしまう。 精神疾患や集中力の低下はスマホによる影響だ、 と訴えた「スマホ脳」という本が、去年(2021年)売れました。 これを読むなり、わたしもスマホをいじるのが怖くなりました。 さっそく、スマホを1日にどれだけ見ているか、調べてみたのです。 その結果、 なんと、休日に9時間もスマホをみていました。 9時間って起きてる時間のほとんど・・・。 そのうえ、自覚なし。 子育てに家事に、忙しいつもりでいました。 でも、精神的な錯乱や集中力の低下っ

        • 今年も昇進できませんでしたけど?

          4月になり、年度が変わった。 組織に属していると、否が応でも出世する人ととどまる人に分けられる時期だ。かくいう私もとどまる人のうちの一人だ。十年以上同じポジションにとどまり続けている。 負けず嫌いと名誉欲が、頭の中でペチャクチャと言い訳をし始める。 「このままでいいのか?」 「あいつより下だぞ?」 一方で、別の声も聞こえてくる。 「いまの収入があれば食べてはいける。足るを知れ。」 「責任の重くなる役職につくよりも、二足のわらじを履く方が安定する。」 「会社で偉くなること

        阿武町の空に – 4630万円誤送金事件 –

          夜桜ニ想フ 2022

          夕食のあと、喧嘩中の妻と、夜桜をみにいった。 淡い白い花を闇に浮かべて静止している。ただただ、静かに。 この桜がいつまでも「日本」の桜であることを願う。 桜は、植物だから「日本」なんてことはどうでもいいはずだ。 しかし、どうも「日本」じゃなきゃダメな気がする。 そして、桜から「日本人としての誇り」めいたものを受け取るのは、 私だけだろうか。 (もし外国が攻めてきたら、家族を守るために戦う覚悟はあるだろうか?) (戦うことは、家族を守ることになるのだろうか。)

          夜桜ニ想フ 2022

          読み解き読書レビュー「おチビがうちにやってきた!  未来が見える!? 2才のちなつはトクベツな子」(ネタバレあり)

          この本に込められている問いかけは何でしょう。 それは 「誰かにとってのトクベツになるにはどうすれば良いか?」 ということではないでしょうか。 それは難しいことではありません。 なにもかも平均点の平凡な人でも大丈夫。 その人のことを思って奮闘することです。 いつも一緒にいることです。 好きになることです。 つまり、相手をトクベツな存在だと思うことなのです。 本のサブタイトル、 「未来が見える!?2才のちなつはトクベツな子」 というのは “未来予知”という普通の人が持ってい

          読み解き読書レビュー「おチビがうちにやってきた!  未来が見える!? 2才のちなつはトクベツな子」(ネタバレあり)

          たくさんの本を読んで、やっとわかった1つのこと

          kindleの読書情報を参照すると、連続読書時間118週らしい。 2019年の12月1日から毎日何かしら読んでいる。 既読の本は170冊ほどだ。 ここまで読んできて、一つ学んだことがある。それは・・・ 「ちゃんと読めてない」 という驚愕の事実だった。 もちろん日本語は解読できている(と思う)。 だけど、文の意味がわかる、ということを繰り返して、 読み流していただけだった。 このことをようやく理解できた。 これだけでも、面白い、感動した、という読書は十分にできる。

          たくさんの本を読んで、やっとわかった1つのこと

          「分かってる」?それは、勘違いですよ

          気安く「分かってる」と思うことがあったら、それは勘違いだと認識したほうがいい。第一、分かるということは、「分かってる」なんて気安い言葉では表現できない。真に分かるというのは、「ああ!そうか!そういうことか!」という感動すらする。そういった感動もなくただ冷静に「分かってますよ」なんていうのは嘘なのだ。本当に分かってたら感情や言葉がほとばしる。 「いや、分かってるんですけど、何をしていいかわかりません」 これ、課題解決が苦手な人のセリフだ。思考系の問題が苦手な学生でも同じこと

          「分かってる」?それは、勘違いですよ

          一日が短すぎてセンス・オブ・ワンダーの重要性に気づいた

           1日は短い。文章力を磨きたい。価値のある文章が書けるようになりたい。こう願って、今日もあれやこれやとインプットし、アウトプットする。飯のための仕事もあるし。ああ、今日も時間が足りない。  それにしても成長が感じられず嫌になってしまう。昨日と比べて何が変わったんだろう。地球が40,000キロも自転して、51840000キロ太陽の周りを回ったのに自分は1ミリも変わってない。 そんなことを考えていたら、たまたま「センス・オブ・ワンダー」のこんな言葉が目に入った。  この言葉

          一日が短すぎてセンス・オブ・ワンダーの重要性に気づいた

          なぜ妻がしまったマスクは見つからないのか、そして朝会。

          家から出なきゃいけないのに、マスクがない。妻がどこかにしまってしまったらしい。いつもなら、玄関においてあるはずなのに、ない。そういえば、昨日「ちょっと性能のいいマスクを買った」とか言っていたな。  どこだろう。  探せど探せど、見つからない。出発時刻が迫る。あー!いらいらする!仕方がないので、予備のしょぼいマスクをつけて出社した。  なんとか会社にたどり着いた。  朝の打ち合わせで、若い女の子が「チョウカイでXX」「チョウカイで〇〇」と”チョウカイ”を連発していた。

          なぜ妻がしまったマスクは見つからないのか、そして朝会。

          「ああ書くことがない」は、瞑想とペットボトルの水理論で解決

          「ああ、今日も書くことがない」を解決できるかも知れません。 まず、頭の中がからっぽということはありえるでしょうか。これは瞑想すると、よくわかります。目を瞑って座ります。そのまま、頭を空にして何も考えないでおこうとします。5分もしないうちに、昔のことを思い出していたり、頭がいたいなあとか体の不調、気になっている”あのこと”、などが思い浮かぶのではないでしょうか?つまり、頭の中には、いつも思考がぐるぐると回っているはずなのです。(修行を積んだ瞑想家の方は、本当の静寂かも知れませ

          「ああ書くことがない」は、瞑想とペットボトルの水理論で解決

          おやじの口臭と冬の朝日に輝く娘の笑顔

           夜中に目が覚めた。なぜだろう。風邪をひいている影響か、鼻から息ができずに苦しかったからのようなか気がする。とにかく、目が覚めた。  目が覚めた瞬間、目の前に娘の顔があった。すやすやと気持ちよさそうに寝ている。それが、にわかに険しくなる。まんなかに向かって、顔中の筋肉が集まりだした。幼い顔がしわくちゃになる。全力で何かを拒否しているようだ。何か嫌な夢でも見たのか? 顔だけでは拒否しきれなかったのか、うっすらと目を開けて一言。 「くさいっ!やめてよ!」 それだけ言うと、

          おやじの口臭と冬の朝日に輝く娘の笑顔

          『イワン・デニソビッチの一日』幸福な人生の過ごし方

           「なんで俺はこんなクソみたいな会社の係長とかしてるんだろう。つまらない毎日だ。こんな感じで俺は定年まで過ごすのだろうか。ああ、金持ちになりたい。大逆転して幸せになりたい。まずは金だ。金を掴んで幸せになってやるぜ。」多かれ少なかれ、こんなことを考えて生きてきた。面白くない、充実していない、ありきたりの、幸せだと胸を張って言えいないような、人生を歩んできた。そして、それを与えられた境遇のせいにしてきた。  こういう人は、この本を読むと幸せになれるんじゃないかと思う。そう思い込

          『イワン・デニソビッチの一日』幸福な人生の過ごし方

          どうでも良いようなことが燃え上がってしまう

          「王様の耳はロバの耳!」話せないモヤモヤはやがて凶悪な事件の引き金になる。孤独は、悲しい事件の温床だ。 千葉県八千代市にある牛丼チェーン店「吉野家」に刃渡り16cmの包丁をもった男が押し入り、立てこもった。1時間20分後に、酔っ払いの無職53歳の男が逮捕された。犯行の動機は、「どうでも良い、つまらないこと」「カスタマーセンターの対応が悪かった」というものらしい。ゲガ人もなく、人質もいなかった。 この男、事前に日本テレビ、フジテレビに電話して犯行予告を行っていた。テレビ局で

          どうでも良いようなことが燃え上がってしまう

          何もかもが溢れている時代しか知らないで生きる不幸

          朝、何を食べたか思い出せない。歳だからというのもあるのだけど、食べものを食べるときに「心ここにあらず」となっているのが主な原因だと思う。テレビを見ながら自分には関係ない話題に集中したり、仕事が気になったり。 「イワン・デニソビッチの一日」という本がある。戦時中の強制収容所に捕らえられた、イワンの”一日”について記された本だ。収容所のひもじい食生活の中でイワンは幾度となく、故郷の村で過ごした日々を思い出し、次のような回想をする。シューホフというのはイワンのことである。  戦

          何もかもが溢れている時代しか知らないで生きる不幸

          寒くなったので地球温暖化について妄想した

          すっかり寒くなった。狭い部屋に石油ヒーターを炊いて暖をとる。そういえば、昼のテレビでセントラルなんとかという、一つボタンを押したら家中を同じ温度にできるシステムを紹介していた。それがあれば、廊下も階段もトイレも寒くない。素敵だなあ。 いつかそういう技術が進歩したら、日本全国を一律同じ温度に設定できる、なんて夢のような仕組みが開発されるかも知れない。もし、ほんとにそんなことになったら、季節がなくなっちゃう。冬も夏もなくなったら、それはそれで切ないなあ。冬の冷たい澄んだ空気も、

          寒くなったので地球温暖化について妄想した