こめんと

庶民が住宅や街の話をします。たまに脱線する可能性もあります

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最近の記事

全然さっぱり良い親ではないから

Twitter経由でquerieの質問を頂くと、子育てや教育に関係する質問が多くて、慌てる。また、前回の記事の反響で「お子さんへ温かい関わりをされてますね」といった言葉も頂く。私は全然さっぱり良い親ではないので、「ああああこんな風にそれっぽいこと書いて調子乗ってるとそのうち成長した娘に耳が痛いこと言われたりして落ち込みそうだああああ」と思ってしまう。 私が落ち込むのは自業自得でも、それっぽいこと言っている親のことをどこかで娘が知れば、複雑な気持ちになるのではないか。これまで

    • 家探しから「教育環境の良い街」を考えた話

      はじめに 私は、住まい相談サービス「すんで」のメンターをしている。このサービスでは、購入での住まい探しをしている人が、実際にその街に住んでいる人に周辺環境や保活の状況などを質問して、そこに住む人や経験者にしか分からない情報を得ることができる。メンターは、「この街はこんなところで、△△の点は不便でも、〇〇の面では良い環境です」といったアドバイスをする。そこでよく見かけるのが、「子育て・教育環境」に関する質問だ。 「子どもの教育環境が良いところに住みたい」これは切実な願いだと

      • 身捨つるほどの地元はありや

        以下、地元についての複雑かつ矛盾した思いをしたためた、お気持ち作文4091字です。 地方でソーシャルビジネス的な仕事をしていた時に、ふと上司から「こめんとさんは、地元の課題のために何かしたいって考えたりする?」と聞かれ、答えに窮してしまったことがある。そんなこと1ミリも考えたことがなかったからだ。 夫の転勤などで、これまでいくつかの地方都市に住んできた。田舎という表現は当てはまらないような、県やエリアの中心都市だった。冒頭のソーシャルビジネスの会社も県庁所在地にあり、私が

        • 「愛せる街に住んだほうがいいよ」

          4年前、「愛せる街に住んだほうがいいよ」という母の言葉がきっかけで、川越に住むことになった。 夫の転職に合わせて、通勤の便利な場所に住もうと考えていた時には、川越市は候補の3番手くらいだった。住んでみたいのは川越だったものの、夫の通勤利便性は合格でも、私の職場には少し遠くなってしまうことがネックとなっていた。そして、住んでみたいエリアは賃貸の供給が少なめで、家賃と物件のクオリティとのバランスが微妙なことも気になる点だった。だから、他に検討していた高崎線沿いのエリアで家探しを

        全然さっぱり良い親ではないから

          街と家の書ききれない話をこちらで

          普段、Twitterで街と家の話をしているのですが、140字の連なりでは書ききれない話も多いため、別の場を設けることにしました。 街というのは、住む場所であったり、働く場所であったり、遊ぶ場所であったりします。家もまた、休息する場所であったり、趣味を楽しむ場所であったり、子育てをする場所であったりします。大体は一つの機能で終わることはなく、いくつもの機能を持つ場なのですが、ざっくり一言でまとめると、それは生活する場なのだと思います。仕事も、デートも、子どもを遊ばせるのも、釣

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