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「丸紅、中古スマホ販売のイオシスHDの株4割取得」に注目!

丸紅、中古スマホ販売のイオシスHDの株4割取得 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

丸紅は4日、中古スマホの買い取り・販売会社を傘下に持つイオシスホールディングス(HD、大阪市)の株式を約4割取得し、持ち分法適用会社にしたと発表しました。新製品の価格上昇などで中古スマホの販売台数は年々増加傾向にあります。グループに取り込み、中古市場を開拓します。

株式の取得額は非公表としています。イオシスHDは子会社のイオシスが大阪府や東京都などに11店舗を展開します。電子商取引(EC)サイトを通じて一般消費者向けにスマホやパソコンなども売買・レンタルしています。官報によるとイオシスの2023年3月期の純利益は6億3617万円と前の期比で2.4倍と大きく伸びています。

丸紅は法人向けでは子会社のモバイルケアテクノロジーズ(横浜市)が中古スマホの販売やレンタルサービスを手掛けています。同社の営業網などを活用してイオシスの成長につなげます。

国内における中古スマートフォン販売台数は、2019年の163万台から、2022年には234万台に増加しており、今後も拡大が続くと予測されています。また、スマートフォンのリユースは循環経済を促進することから、リユース市場の拡大は環境への負荷を低減することにつながります。

丸紅は、子会社であるモバイルケアテクノロジーズ株式会社を通じて、法人向けにスマートフォン・PC等のリユース事業を行っていましたが、それに加え、今回の出資により消費者向けリユース事業に新規に参入します。

総合商社である丸紅の幅広い知見をもとに、今後成長が期待される中古スマホ市場の活性化に期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。