見出し画像

【成功#009】仕事と人生の質を向上させる方法

やあ!コミュリーマンです!

「持続力がありません!」
「集中力が続かないんです!」
「習慣化したいんですが忙しくて、、、」

現代のビジネス環境は、絶え間ないストレスと要求に満ちています。多くのビジネスパーソン、プロフェッショナルらが、日々の忙しさの中で人生の目的や真の満足を見失っています。

そんな皆さん、ここに解決策があります。

それは、アメリカのポジティブ心理学者である、ミハイ・チクセントミハイの提唱した「フロー理論」の実践です。

スポーツの世界における「ゾーン」の状態であるとイメージしていただければOKです。

フロー状態は、僕たちが最高のパフォーマンスを発揮し、同時に最大の満足感を得ている状態です。完全に「没頭」し、生産性と、特に「創造性」が増す瞬間と言い換えることもできます。

では、なぜ僕たちがフローを求めるべきかというと、フローは、ストレスを減らし、自己の実現を促進し、全体的な生活の質を向上させるための方法であるからです。

しかし、単にそれだけではなく、もっと広い意味においで、人生の「幸福度」そのものを高めてくれるものなのです。

この理論は、誰もがどこでも実践できます。職場でのプロジェクト、家庭での趣味、あるいは僕たちの情熱に関連する活動の中でフローは追求可能です。

「そんな方法があったの!?」
「さあ、早く手っ取り早く教えたまえ!」

ええ、もちろん手っ取り早くお伝えはして参りますが、そんなに簡単な方法だったら、みんなが実践してるはずですよね?

そうです、そんなに簡単ではありません。

「はい、難しいの嫌い、寝ます。」
「私は簡単な方法しか好みません。」

ちょっと待って、それで良いのですか?

大丈夫、僕がどう実践しているか?という、具体的な方法についてもご説明をさせていただきます。僕でもできるんです、皆さんも、きっとできます。

重要なのは、僕たち個人が自身の強み、情熱、目標を認識し、これらを活かす活動に意識的に関与することです。フローの体験は個人によって異なりますが、それは僕たちの幸福感、成果、生産性に明確な改善をもたらします。

フローを追求することは、単なる業務の遂行以上のものです。それは、より充実した人生、より高い職業的成就、そして真の幸福への道です。

僕たちがフローの状態を追求し、経験することで、仕事と生活=人生の両方において、より満たされ、有意義な存在になる方法について、一緒に学んでいきましょう。

それでは、まず「フローとは?」という点から、とても簡単にお伝えしていきます。


フローとは?

「フロー理論」は、心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱されたもので、人が活動に完全に没頭し、集中することで、最大の幸福と満足を感じる精神状態を指します。この状態では、時間の経過を忘れ、自己の存在さえも意識せず、活動そのものに完全に「流れる」感覚を味わいます。

チクセントミハイがフロー理論を説いた主な動機は、人間の幸福や生活の質についての理解を深めることにありました。彼は、人がどのようにして幸福を感じ、生活に満足するのか、そしてどのような活動が人を最も満足させるのかを知ることが、人間の経験を向上させ、社会をより良くする鍵だと信じていました。

チクセントミハイは、何千人もの被験者を対象に、日々の経験をインタビュー調査しました。被験者はランダムな時間に自分のしていることや感じていることを報告しました。

このデータから、人々が高い集中力、明確な目標、即時のフィードバック、行動と意識の統合、失敗の恐れの排除、自己意識の消失、時間感覚の変化などの特定の要素を伴う活動に従事しているとき、彼らは「フロー状態」にあると感じることが明らかになりました。

彼は、このフローの状態に入る9つの状況について仮説を提示し、その中でも特に「フローは個人のスキルレベルと挑戦のレベルがバランスしているときに最も発生しやすい」ということを示しました。

つまり、活動があまりに簡単であれば退屈に感じ、あまりに困難であれば不安になるが、両者のバランスが取れていればフロー状態に入りやすい、ということなのです。

ここからは、2つのステップでご紹介したいと思います。


ステップ1.挑戦レベルとスキルレベル

手書きなので何も問題はないはずだ

さて、このチャート(以下:フローのチャート)でご注目いただきたいのは、8つの状態の真ん中をご覧いただくと、ぐるっと時計回りに変化していくということです。

例えば、「何もやる気が起きないな、僕の人生はこのままかな。」と、落ち込んでいた3~4年前の僕の状態を例に挙げます。

僕は、世界にもそれなりに名の通った二つの企業で、それぞれ約6年づつ勤めて参りました。そこそこの収入を得て、大切な人たちにも出会うことができましたが、その時期は特に仕事に対して「無気力」でした。

ずっと売上や成績ばかりの「定量」だけの仕事に辟易し、「定性」つまり「もっと綺麗事を言いたい。性善説でいきたい。」と、一念発起し現在のサラリーマン講師の職へとジョブチェンジいたしました。

めちゃくちゃ頑張ったので、1年半でトップになりました。はい、飽きてきました。

さて、ここでストップです。当時の僕に当てはめて考えます。

ずっと「無気力」→人生に「不安」を覚える→転職は「強い不安」→新しい仕事で「覚醒」→めちゃくちゃ頑張ったので「フロー」状態に突入しトップになる→仕事が「コントロール」可能状態になる→「リラックス」状態でもそこそこの成績が取れる→「退屈」になる、というのが大まかな一連の流れです。

皆さんには、ぜひここで一度お手を止めて、ご自身のこれまでを振り返っていただきたいと思います。

いかがでしょうか?

誰しも同じようなご経験をされていませんか?

多くの皆さんは、就職活動をはじめた頃や、転職をしたとき、お子さんを生んだときもそう、少なくとも一度かそれ以上、無意識的にご経験をなされたのでしゃないかな?と思うのです。

つまり、「大変だったけど、乗り越えてきた」というご経験があるかと思います。

皆さんにイメージをしやすくするために、意訳をしていることは認めますが、「大変だったけど、乗り越えてきた」という状況を意図的に創出することで、フロー状態に入ることは誰にでも可能なのです。


ステップ2.具体的な方法

フロー状態は、完全にその活動に没頭し、時間や自我を忘れる心の状態です。この状態を達成するためには、いくつかの重要な要素が整っている必要があります。

  1. 明確な目標の設定: フローを経験するためには、行っている活動に明確な目標が必要です。これによって、集中する方向が定まり、進捗が明確になります。

  2. 即時的なフィードバックの確保: 自分の行動が目標達成にどれだけ寄与しているかを知るためのフィードバックが重要です。これにより、必要に応じて行動を調整し、集中を維持することができます。

  3. スキルと挑戦のバランス: 活動の難易度は、個人のスキルレベルに適合している必要があります。あまりに簡単すぎると退屈に感じ、あまりに難しいと不安に感じます。スキルと挑戦のバランスが取れていると、人は活動に没頭しやすくなります。(先述したのがこれ)

  4. 集中の維持: 外部からの邪魔や中断を排除し、集中を深める必要があります。これには、静かな環境の確保、必要な資材の準備、電話やSNSなどの通知の無効化などが含まれます。

  5. 自己意識の喪失: フロー状態では、自分自身のことを考えることが少なくなり、活動に完全に没頭することが一般的です。これは、自己評価や恥を感じることへの執着を手放し、活動そのものに意識を向けることによって促進されます。

  6. 時間の感覚の喪失: 活動に深く没頭すると、時間が飛ぶように感じることがよくあります。これを促進するには、時計を見ることを避け、活動に自然に身を任せることが重要です。

  7. 活動の自己目的化: 人々は、自分が活動をコントロールしていると感じる必要があります。これは、活動が個人の能力を超えることなく、挑戦的であることによって実現されます。フロー状態=没頭すること自体が目的になると良いです。

今、僕はこの記事を図書館で書いているのですが、手元には彼の著書「フロー体験入門」と「クリエイティビティ」の二冊があります。

それらには、「こういう状態である」という解説がなされているのですが、これをわかりやすく、さらには実行に移しやすいように、僕なりの解説にしております。

要するに、ステップ1(=ステップ2の3.スキルと挑戦のバランス)を前提に、ステップ2の残る8つの方法を意識・実践していただくと良いでしょう。


コミュリーマンの実践方法

めちゃくちゃぶっちゃけて書きますね!出血大サービスというやつです。

僕は「長・中・短」期の3つに、それこそ明確に分けています。

長期目標

それこそ毎日公言していますが、僕の「夢は山口周師匠(自称)」です。これを上記に添付したフローのチャートのどの位置にいるのかでいうと、「常に強い不安」の中にいます。

「ウソでしょ!?」
「じゃあ辞めなよ!」
「はじめから無理じゃん!」

よく笑われますが、全く問題ありません。時間軸を長期=人生にしていますから。そのために、時間軸におけるカスケードダウン的に、中期と短期の目標を設定しています。

以下に中期目標のイメージを記しますが、たとえばコミュリーマンは現在フェーズ3(そろそろ6ヵ月経過)の位置に進もうとしております。


中期目標

ここではっきり言っておきますが、当初立てた予定通りにいった試しなどほとんどありません。しかし、予定調和しないからこそ、それを「挑戦」と呼ぶのです。

中期目標は、あくまでも道に迷ったときの「羅針盤」のようなものですね。しょっちゅう書き換えています。

と、すみません。出血だのと申し上げておきながら、ロードマップの中身はお見せしちゃダメなやつでした。

夢はあくまでも僕だけのものですが、数年前から一緒にプロジェクトをしている仲間たちがおり、最初の5年は一緒に取り組むと約束している内容がいくつか含まれていました。なので中身は消しましたが、実際に僕が使用しているロードマップを載せています。

これは、ご覧の通り各項目に書ける内容が非常に大まかですので、「MindMeister」というマインドマップアプリを使い、各項目を更にドロップダウンさせていきながら、日々の挑戦をしております。

マズローの欲求五段階説「自己実現」ではないのですが、あくまでも「自分のプロジェクトは自分のもの」「自分の仕事や事業は自分でやる」しかし、そういう仲間にたまたま出会ったので、協力できるところは協力しながら、という感じです。

僕の仲間の話は今回の本筋ではありません。皆さんにはどうでもいい話で失礼いたしました。本記事は皆さんに「フロー状態」に入る具体的な方法をお伝えするものです。

ここで例えを一つ挙げます。

長期目標=夢を考えたときに、「僕は全く古典文学を読んだことがない」ということに気が付きました。そこで、今年の5月に初めて読んだのが谷崎純一郎の春琴抄です。

長期目標のフローのチャートを右回転させていくために、中期目標の中に「古典を読む」という項目を設定、これをさらに後述する短期目標にして実行しました。

これはあくまでも一例ですが、というよりも今まさに書いている本記事も、中期目標のために、短期目標をひたすらに回し続けている証です。

小難しい?

そんなことない。

長期目標はゆっくり回す、中期目標はロードマップを描いてから詳細をMindMeisterに書いていく、そして、短期目標に向けた毎日の挑戦に繋げる、ということなのです。


短期目標

遂に本題です!(長かったですね、ごめんなさい)

かなり長くなってきてしまったので、ここからは駆け足で参ります。

僕は、この挑戦を開始してから毎朝四時に起きています。一日のスタートは読書から始まります。ここで得たいのは覚醒=アイデアを生み出すことです。具体的には、現在の僕の主な活動の場はここ「note」なので、「どんな記事を書こうかな?」「どんな記事が書けるかな?」「何が一人でも多くの人のお役に立てるか?」と、思考することから一日がはじまります。

この四時起きには理由があって、僕の場合は色々と試した結果「午前九時から十二時」が、noteを書くのに一番「没頭」できる時間ということがわかりました。そう、朝から「フロー状態」に入れるように、一日を設計するように努めています。その他の条件は、ステップ2を改めてご確認ください。

さて、noteを書き終わると、不安もありますが、何か一つ成長した感覚を得ます。コントロールやリラックス、特に退屈や無気力は早めに抜けるように努力しています。毎日書いていると「明日も?」「書けるかな」と、感じてしまうものです。

そして、一日の終わりには必ず「今日の挑戦から何を得たか」「明日は何ができそうか」晩酌しながら反省し、できるだけ強い不安を残さないように一日を終えます。

そして、また朝がくるというサイクルなのです。

挑戦レベルとスキルレベルを一致させるポイントは、毎日「ちょっとだけ背伸び」をすることです。

ぜひ、皆さんにもお試しいただいて、毎日ちょっとずつ成長する悦びと愉しみを味わっていただけたらな、と思っています。

この記事が参加している募集

朝のルーティーン

もしよろしければ、サポートをお願いいたします^^いただいたサポートは作家の活動費にさせていただき、よりいっそう皆さんが「なりたい自分を見つける」「なりたい自分になる」お手伝いをさせせていただきます♡