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強くなることを自分に求める、ぶどう君の気持ち

 シャイでクールなぶどう君と暮らし始めた飼い主さん。
 最近、なかなか触らせてもらえないので、少しずつでも距離を縮めてもっと仲良くなりたいという想いがあり、アニマルコミュニケーションを受けてくださいました。

 今日は、ぶどう君とお話した内容の一部を書いていきますね。


ぶどうくんの意識に繋がってみると


 私から距離をとって、「何?何なの?」と、驚き警戒しているぶどう君の姿が見え、緊張感で身体が固まるような感覚が伝わってきました。
 私が自己紹介をすると、「へ~。」と、軽く受け流されてしまいました(笑)
 でも、お話するのがイヤなのではなく、自己表現が少し苦手なので白々しくしてしまうんです。
 「本当は、甘えたい。安心したい。」だけど、なかなか素直になれないのは、「強くならなくちゃいけない。」という思いから来ていました。



強くなりたいのは、なぜ?


 グレーか黒のような暗い色の、高さのある四角い棚か冷蔵庫のようなものの上に、ぶどう君が乗っているイメージが見えました。
 実際に、ダークな色の冷蔵庫の上にのぼるそうです。
 百獣の王になったような、怖いものなしの爽快な気分を感じ取りました。

 続いて、猫じゃらしを追いかけてぐるぐる走り回っているイメージが見えてきました。
 「颯爽として気分がいい。」と伝えてくれました。

 「どうして、このイメージを伝えてくれたの?」と尋ねると、「僕はビビリだから、強くてかっこいい男になりたいんだ!」と。

 ぶどう君との会話のなかで、「強くなりたい!」というワードが何度も繰り返し出てきました。
 繰り返し出てきたワードには、強い思いが隠されていることが多いです。

 「どうして、そこまで強くなりたいと思うの?」と尋ねると、「やっつけられた!。」と伝えてきました。
 その後、質問を続けていくと、ぶどう君の過去世が見えてきました。

  2 匹の猫が激しく喧嘩をしています。
 ぶどう君は白い猫の姿。喧嘩で負けてしまい目を引っかかれて出血しています。
 身体も心も傷つき、その後生きていくのが大変だったそうです。
 この時の、「強くならないとやら れる!」という強烈な思いが、深く魂に刻まれたまま今世に生まれてきたようでした。

 「負けたのは過去のこと。今は飼い主さんに守られているし、ぶどう君を傷つけるものはいないよ。もう戦う必要もない。素直に甘えていいんだよ。」と伝えました。
 ぶどう君の過去世を癒すため、後で遠隔ヒーリングも行いました。

 ぶどう君は、「自分が弱いから、お母さんを守ってあげられない。」とも言っていました。
 強くなりたいのは、自分の安全のためだけでなく、飼い主さんを守るためでもあったんです。
 ぶどう君は、過去生だけでなく今世でも、保護されるまでとても過酷な環境に置かれて生きてきました。
 痛みを知っているから、繊細でとても優しいんです。そして、本当はとても強くて頼れる猫さんなんです。

 強さと見た目は関係がないのです
 穏やかで優しい人こそ強い人だと、私は思っています
 強いから、穏やかで優しいんです。

 ぶどう君には、自信と安心感を与えてあげるような声かけを根気よく続けていくと、強がる必要もなくなり、よりリラックスして過ごせるようになります。



もっと仲良くなりたいと思っている飼い主さんへ


 「僕は僕のペースで 僕なりに距離を縮めてるよ。お母さん、求めすぎ!焦らないでほしい。」と言ってました(笑)

 繊細なぶどう君は、飼い主さんがぶどう君を迎えるにあたって、たくさんの準備をしてくれたこと(ご飯の器やトイレ、マットなど見せてくれました)、ぶどう君に対する気遣いをすべて感じ取っていました。

 そっとそばにいる、それがシャイなぶどう君の信頼の証なんです。
 飼い主さんがぶどう君を大切に思っていることは、ぶどう君の信頼感からじゅうぶんに伝わってきます。



ぶどう君が伝えたかったこと


 ぶどう君は、飼い主さんとの関係を、「自分を受容すること」という同じ課題を持っている同志のような存在だと伝えてくれました。

 「どうして、自分はこうなんだろう。」と自分を責めたり人と比べたりして、自信を失くしたり落ち込んだりするのはやめて、「まっ、いいかーっ。そんな時もあるよね。」って受け入れることができるようになった時こそ、本当は自分は強いんだっ!てことに気付けるようになるかもしれないね、と伝えてくれました。

 日本人は特に、私なんて…と自分を卑下してしまう人が多いですよね(私もですが)。
 謙遜が美徳というのは、もう古いのかもしれませんね。
 見方を変えて、もっと自分の良さやすごさに気付いてほしいなぁと思うのです。でないと、もったいない!
 人がどう思うか?より、自分がどう捉えるか?の方が、自分の人生に遥かに重要です。
 ぶどう君は、そんなことを自分の経験を通じて教えてくれました。

 控えめに微笑みながらお話を聴いてくださった、素敵な飼い主さん。
 きっと、ぶどう君と同じように、繊細で優しくてシャイな方なのかなぁと感じました。
 だから、ぶどう君と同志として出会ったのでしょうね。


飼い主さんのご感想


 アニマルコミュニケーション、なんとなく思ってたことが繋がったり、ぶどうくんの気持ちも知ることができて、受けてほんとに良かったです。
 ありがとうございました。


 飼い主さん、すぐに、ぶどう君が自信を持てるような声かけを実践してくださいました。素晴らしいです。
 その思いは、絶対にぶどう君に通じています。
 言葉に含まれた飼い主さんの想いのエネルギーを、動物たちは敏感に感じ取ることができるのです。

 飼い主さんへの愛情表現は、その子その子によって様々です。変化していくこともあります。
 猫さんは、ベタベタしなくても、飼い主さんのことが大好きな子はたくさんいますよ。

 これからも、お互いにたくさんの時間を共有しながら、穏やかな時を過ごしていただけたら嬉しいなぁと思います。


最期まで読んでくださって、ありがとうございました。 

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