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ねぇちゃんと居られる場所が私の居場所だと飼い主さんに伝えたかった、ぐりちゃんの気持ち

 空き家に仔猫3匹といっしょにいたところを保護されたぐりちゃん。
 大事に育てた仔猫たちに里親さんが見つかり離れ離れになってしまったことや、飼い主さんの自宅と実家を行き来する生活をどう感じているのか?
 飼い主さんは、ストレスになっていることがあれば改善できるところはしてあげたいという思いがあって、アニマルコミュニケーションを受けてくださいました。

 今日は、ぐりちゃんとお話した内容の一部を書いていきますね。


ぐりちゃんの意識に繋がってみると


 驚いてキョトンと固まっていました。
 「私が許可していない人には勝手に触られたくない。」と言っていました。
 「私は、お話しに来ただけだよ。何もしないよ。」と伝えると、「ほんとに?ほんとに?」と何度も確認されました。
 とても慎重です。賢くて用心深い。知らない人や知らないものに対して、石橋を叩いて渡るように確認します。
 でも、本当は撫でられるのが好きなんだということも教えてくれました。
 飼い主さんには、甘えているそうですよ。


ぐりちゃんの警戒心はどこから来てるの?


 飼い主さんは事情があって、自宅と実家を行き来する生活をされているのですが、警戒心が強いぐりちゃんをクレートに入れるのに苦労されているとのことでした。

 ぐりちゃんの警戒心の原因は、保護する前の生活にあるのかな?と気にされていた飼い主さん。
 ぐりちゃんが、お外でどんな生活をしていたのか尋ねてみました。

 いくつかの場面を見せてくれましたが、ひどいトラウマになるような出来事はなかったようでした。
 自分の身を自分で守って生きていかなければならない外猫さんとして、通常の警戒心を持っているという感覚でした。

 ぐりちゃんは、クレートに対して、捕まえられる!どこかに連れて行かれる!と恐怖心を持っていました。
 以前、追いかけられて捕まえられたことを覚えていました。
 慎重な性格でもあるし、保護されてから8ヶ月ですので、察知能力も高いですしね。
 それと、人間たちの必死感、ピリピリ感が恐怖心を煽るんだとも言っていました。

 だから、少しでも負担を和らげてあげるように人間側が工夫してあげることが必要です。
 クレートへの恐怖心と入れられることの負担が減るような方法を、お話させていただきました。

 人間だって、嫌いなこと苦手なこと、ありますもんね。


自宅と実家を行き来する生活をどう感じてる?


 お話した時、ぐりちゃんはご実家の方へいました。

 お母さん(飼い主さんの母)と4匹の犬猫さんたちの行動や性格、どう思っているかなど教えてくれました。
 みんなと距離を縮めていってはいるのですが、自分の家ではないような感覚を持っていて、気を遣い遠慮してしまうそうです。

 飼い主さんが自宅に戻る日に、ぐりちゃんをクレートに入れることができない時は、無理やり捕まえることはせず、ぐりちゃんを実家へおいていくこともあるそうです。
 そのため、ぐりちゃんは少し混乱しているようでした。
 「私の家はどこ?」「私の居場所はどこ?」と。

 自宅生活では、仕事の日にぐりちゃんにひとりでお留守番させてしまうことを飼い主さんは気にされていました。
 ぐりちゃんに尋ねてみると、「留守番は寂しいけど、ねぇちゃんと一緒にいたい。」「留守番中は寝てるから、家にいる時にいっぱい遊んでくれたらいいよ〜。」ということでした。
 ご実家の暮らしが決してイヤなのではなく、1番大好きな飼い主さんのそばにいたいと。

 ぐりちゃんは、自分が産んだ仔猫たちと一緒に保護され、飼い主さんに見守られながら子育てできたことをとても感謝していました。
 子育て上手な母性愛の強い猫さんなんです。
 ベージュ色のモコモコの毛布のようなものを仔猫たちに用意してもらったと教えてくれました。

 生まれて初めての安心感と至福感に包まれる日々。飼い主さんに絶大な信頼を寄せていました。
 飼い主さんが赤ちゃんを触っても怒ることもなく、自らも飼い主さんに甘えていたそうです。

 仔猫たちが巣立った後、飼い主さんの自宅と実家の行き来が始まって、ぐりちゃんは、やっと手に入れた安心安全な場所での生活に変化が起きたことに戸惑いを感じていました。

 ぐりちゃんは、安心できる自分の居場所を必要としていました。
 飼い主さんのそばにいて、いつも一緒だよ!という安心感。
 実家の猫さんたちと遊ぶのも愉しいけど、ぐりちゃんの幸せは、飼い主さんといること。
 帰りたくなくてクレートに入らないわけではないのです。

 飼い主さんも、ぐりちゃんと同じように、優しすぎて遠慮してしまっていたのかもしれませんね。
 ぐりちゃんは、どんなことがあっても、飼い主さんといることを選びますよ。



飼い主さんのご感想


 あきこさん、昨日はありがとうございました。
 最初に声をかけた時のぐりちゃんの様子から、全てまさにぐりちゃんのお話でした。
 私たち家族や犬猫、里子に出た子供たちへの思いを聞いて、愛おしさが増しました。
 ぐりちゃんと出会って8ヶ月ですが、早めに気持ちを聞く機会を作っていただけたことで、これからの生活に繋げられると感じました。
丁寧にお話してくださりありがとうございました。
 また、ウチの犬たちの話も聞いてもらいたいなと思っているので、その時はよろしくお願いします。



 はにかみながら優しい声でお話する飼い主さん。
 ぐりちゃんとそっくりだなぁと思いました。

 優しい飼い主さんだからこそ、いろんなことを考えて心配になってしまいますよね。
 その優しさは、必ず動物さんに伝わっていますよ。

 お互いを信じて、力みすぎず、時には折り合いをつけながら、折り合いをつけてもらいながら、ずっと一緒にHappyな日々を過ごしていっていただけたら嬉しいです。


 最期まで読んでくださって、ありがとうございました。








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