星々の花 星に願いを星の願いを その2

三歩歩けば海だった そんな本州の東の果ての突端で育った方が 小さい頃は日の出の音が聞こえたといいます 一体どんな音なのでしょう でも確かに聞こえるのかもしれない 日の出という名のついた艶やかな紫のハナショウブを活けました 日の出の他に初霜と竜田 初夏に なんとも季節の彩り豊かな花で 虫食われの世の中に四季の巡りと光を 固結びだらけのこんがらがった葛藤を あやめの太刀でほぐすべく

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「星々の花 ー 星に願いを 星の願いを」というタイトルで花を立てる様子をあげる事にしました 
https://www.youtube.com/watch?v=o3IFbELWQRE
「ユーヤナウレ」(=「世よ直れ」という意味の言葉。琉球の古謡で最後に唱えられるという。『わたしたちは難破者である』今福龍太)より
 
 花を立てることは「世よ直れ」と願い 都度新たな世界を創生することだ
  花立てとは占いの一種ではなかったか 
 
 花を立て 時間を立て直す 
 新たな芯が生まれ 世界がまた回りはじめる 
 「ユーヤナウレ」
 
 素直な命のままに まことの命を生きられますように この世がそうでなくなっているのなら そう直るように 
花を立てる自分も 直っていく
 淡々と活ける ただ喜びがある
 さっと活ける どこからか風が吹いてくる
 
 命は闇の中で輝く光
 全くそのように 
 人は笑う 花は咲く
 
 いくつもの命が笑い合うとき
動画編集 shinichi tsukada
花材 花長

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