見出し画像

手作りの笛

塩ビパイプ

中学校1年生の時、吹奏楽部に入部したての頃、どの楽器が向いているか、オーディションを受けた。
第一希望はフルート。
フルートのマウスピース部分ですら音が出ないので失格…。
結局のところトロンボーンを中学高校と続けることになったが、フルートの音色は今でも憧れである。

コロナの世の中になって、おうち時間が増えて、久しぶりに楽器を吹きたくなった。
タイタニックに出てくるティンホイッスルが手軽で良いかなと思い、Amazonで購入。材質は(おそらく)プラスチック樹脂製で、水洗いだけで済むのでお手入れが簡単だ。

ティンホイッスル

ところがこのティンホイッスル。
音が高い。澄んだ音はとてもきれいだが、少々耳にキーンとなる。
もう少し、低めの音の笛はないものか。
いろいろ検索したところ、塩ビパイプで自作で作れる、ケーナが紹介されていた。
ケーナと言えば、尺八の外国版のようなイメージ。塩ビパイプケーナ用に、サイズから穴あけ位置まで、丁寧に説明されたweb版のマニュアルを参考に。
ノコギリで切って、電動ドリルで穴を開けた。
少々難しいのが、吹くところの唄口。
Uの字の形に削って、息が当たるところも削る。

唄口のつたない自作の図解

試しに吹いてみたら、奇跡的に音が出た。
けっこう低めで、思ったより大きい音。
一応は完成。

マスキングテープで飾り付け

作成したときに音が出たけれど、日が変わったり何日かあけると、全然音が出なくなっている。またフルートのように挫折か。。。と思って必死で検索。You Tubeでケーナの吹き方を本場の方が教示していた。
笑顔のエの口にしながら、ふぅーっと息を唇の中心に出す。そのまま笛を口にあてる。
すると体験していた初心者の方が、初めてなのにフーっと音が出ていた。
今ではこれが突破口となり、コツをつかみながら、何とか曲を吹けるまでに。

オリジナル曲 cold wind

笛用のケースを手作り

愛着も湧いて、ケースまで篠笛入れの作り方を見様見真似で作ってみた。

ところでプラスチック笛と言えば、リコーダー。リコーダーでの良かったのでは?と思ったりもしたが、もうとっくにさようならしてるし、聞き慣れた音であるから。
ケーナはけっこう吹く息の量が必要で、健康にも良さそう、と言い聞かせている。

今はひと回り小さいサイズの塩ビパイプを買って、次のケーナの作成に心踊らせている。


この記事が参加している募集

我が家のDIY

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?