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笑いの本質を独走する、ウーマンラッシュアワーの村本大輔が凄い!

THE MANZAIで、ウーマン村本が吠えていた。ほんと、頑張ってた。伏線を投げつつ回収しつつ、本筋の「権力者批判」と、「権力になびくことが正しい」と思い込んでいる、もしくは小銭で魂を売ったようなさらなる卑しい者たちをしっかり攻撃し、なおかつかっつり笑いをとっていた。

凄過ぎる!圧巻だ!

実は僕は村本大輔について「最初は好き」→「でも、嫌い」→「やっぱ尊敬」という道を経ている。

こんなの言われ尽くしていることだけど「芸能人は政治的発言をするな」という論調がある。でも、芸人というのは、“下の立場”から上、つまり権力者に噛み付くことが“芸”であり、そこに笑いのエッセンスを入れることで、それを生業にしてきた職業なのだ。

太古の昔から“河原者”と差別され、庶民よりも下に見られていたのが、芸人だ。そんな芸人が権力者のことを面白おかしく茶化すのが滑稽で、大衆は笑っていたのだ。芸人は別に大衆を啓蒙しようとしていたわけではないだろうが、結果としてそうなっていた。

ところが、芸人の立場が「ステータス」になる。だから「権力者になった芸人が、政治的発言をするな」という論調がでてくるし、100%間違ってはいない。現代に於いては。

それでもなお、村本大輔はお笑いを入れつつ、だれも言わない「本質」を吠える。しかも、机上の空論ではない。実際に被災地の人などの話を聞き、一次ソースの中から、そして高いレベルのニュースソースに直接アクセスしながら、発言を続けている。

これはもう、立派。好きとか嫌いを飛び超えて、尊敬の念しかない。本質を見抜けない「自称保守」たちが愚かにも彼を責め、時には精神的、下手したら身体的な危険が及ぶ可能性があるにも関わらず、村本大輔は吠えるのだ。数多くのオールドメディアが当たり障りのないことを、しかも“取材”に足も使わずに書いている中で。

ネットメディアなるものは、もっとクズだ。PV欲しさに、適当なことを垂れ流す。そんなクズライター共に、村本大輔のことがわかるわけがない。脳みそが全くないだけではなく、リスクもとらない。村本大輔がバキバキにリスクをとっているにもかかわらず、だ。

応援しているし、踏ん張って欲しい。村本大輔を支持しているのは、被災地の人たちや、虐げられている人々たちだけじゃない。彼の挑戦を見て、再びジャーナリズム精神に火が付いた人もいるのだ。

「権力に屈するしかない」と思っているジャーナリストや、ライターたち。声をあげようよ。私も含めて。

※お写真の出典は、購入済みのDVDより。



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