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野辺山ウルトラマラソンは42キロの関門アウト 2023.05.21


何度も挑戦しているのだが、まだ1度も完走したことの無い野辺山ウルトラマラソン100。なんとか今年こそはと1年掛けてトレーニングを続けてきたが、42キロ八峰の湯の関門が通過出来ずに、野辺山への挑戦はあっけなく終わってしまった。

惜しいとか、あと少しでとかでは無くて、ゴールまでの距離の半分にも到達出来ず、なんとも情けない結果に終わってしまった。

前半の7キロから続くアップダウンに全く対応出来ず、ペースが想定タイムより大きく遅れてしまう。さらには27キロくらいから右足ふくらはぎが何度も攣りそうになる。その度に立ち止まってこらえるが、34キロ稲子湯を過ぎてからの急な登りで、ついに右足ふくらはぎが完全に攣ってしまう。

足攣りにはこの野辺山では過去何度も悩まされてきたが、結局今回も克服出来てはいなかった。ゴールはあまりにも遠く、頑張ればなんとか完走出来そうな気が全くしない。2017年にはやっと馬越え峠を越えて84キロ付近まで進み、そこで時間切れ回収となっている。残りあと16キロをなんとかして完走と思っていたので、今回の結果は自分自身に対する大きな失望感を味わうもので有った。リタイア後には、初めて「もう私には野辺山の完走は無理なのかな」とネガティブな気持ちになった。


その日は車で甲府駅前のビジネスホテルに後泊し、千葉から今回一緒に参加した友人とお疲れ様会をする。実はその友人も、馬越峠手前で力尽きて完走出来ていないので、打ち上げと言うよりは反省会だ。

しかし、お酒が入っていろいろ話をしていると、リタイア後には絶望的だった気持ちが少しずつポジティブなものに変化していくのだから不思議だ。

1年やってきて全く結果に繋がらなかったのは悲しいけれど、しかし野辺山を目指してきた1年間はとても充実していたし、楽しかった事は確かなのだ。じゃあそんな1年をこの先もやってみようと言う気持ちが、ふつふつと湧いてくるのだった。厳しい道である事に変わりはないが、ともかく逃げずに立ち向かって見ようと気持ちになれたのは、良かった!

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