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【カーモデルギャラリー】 フジミ 1/24 スカイライン クーペ(V35)

フジミさんの1/24 スカイラインクーペ(V35)です。スカイラインとしては11代目のモデルだそうです。この車は全体的なミニマルなデザインの美しさもさることながら、リアの造形が特に好みで、当時前走車がこの車だった時は、後ろをついていきながら「かっこいいなあ」などと思っていたものです。

スカイラインクーペ(V35)

ボールドなリアの造形が格別です。

スカイラインクーペ(V35)

全体的なフォルム等はいじっていないのですが、グリルのメッキパーツがいまいちで、当時買ったばかりの3Dプリンターで作り直してみようと思いました。

キットのグリルパーツ(上)と3Dプリントで自作したグリル(下)

グリル全体と、グリル中央のエンブレムを別パーツで作っています。エンブレムは直径4ミリ前後の中に「NISSAN」の文字を彫り込んでいて、この文字はおそらく私の3Dプリンター(Qholia)の0.2mmノズルで出来るギリギリ限界のサイズの文字かと思います。「S」がちょっと潰れてしまいましたが、遠目には「NISSAN」に見えます(笑)

3Dプリントで自作したグリル(上)とエアダクトのメッシュ(下)

また、左右下部のエアダクトのメッシュも3Dプリントで作り、上から被せる形で取り付けています。この時は3Dスキャナがなかったので、メッシュパーツの曲率を正確に作るのは面倒だったため、真っ平らな薄いメッシュ板をプリントして、後で手で曲げて調整しています。実際のところ、緩やかに曲がったものをプリントするより、平らな板をプリントしたほうが印刷クオリティがよく、手で曲げる作戦はその後も時々使っています。

スカイラインクーペ(V35)

この車の特徴的なシルバーブルーは、特に気に入っている色でしたので、調色にかなり時間を費やしました。最終的にはフィニッシャーズのファインシルバーに、ガイアカラーのコバルトブルーとクリアグリーン等で調整しました。一度塗装に失敗してやり直した時には、塗料が足りるだろうかとヒヤヒヤものでした。同じ色を作れと言われても出来ないのです…

スカイラインクーペ(V35)

リアのエンブレムはデカールではなく凸モールドだったため、クリア後に極細綿棒にエナメルシルバーをつけてドライブラシ的に塗りました。デカールだったら、多分3Dプリントにしていたでしょう(笑)。

スカイラインは現在でもかろうじてモデルとしては生きながらえていますが、フェアレディZ共々いつまで生き残れるかと思うと時代の趨勢とはいえ、残念ではありますね。

では、また。

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