定年間際 語る

 今日は久しぶりに会社に行きましたーーテレワークが通常ーー。チームメンバーが、私の カンレキ and テーネン を祝ってくれるとのことで、ただそれだけのために。
 でも交わされた会話は、いかにも会社内宴席らしく、社内のあの人が昔どうだった、今どうしてる・こうしてる etc…私は社内ゴシップにそもそも関心がないので、その輪に積極的に加わることはない。つまり、私が居ても居なくても変わらない話ってこと。まあ、そうだよね。私なんぞ、偉くも何ともない単なるよくわからないおじ(い)さん。気を使う対象ではないし、関心も払われない。よって目下自分たちの関心を話す。最も至極。

 でもなあ、若者。私はねぇ、もう以下の境地なんだよ。


  • 今や定年して会社の身分を失っても何も困らない。既に自分の中心は会社とは別のところにある。燃え尽きなんてありえない。
      
     これ、偉かった人にとっては大問題みたいね。 偉い人は、会社にいれば皆が話しかけてくれる、話せば聞いてくれる。でも退職したら、全くそれが通用しないんだ。他の人にとっては、へーそうだったんだ。良かったですねー程度のこと。話しかけてくれないし、特に聞いてももらえない。そんでがっくりくる人いるんだそうな。

  • 定年後は再雇用にて薄給で置いてもらえるけど、実を言えば65歳まで無収入だとしても、生活の目途は立っている。仕事は生活リズムの維持のため。

  • 少しだけだけど、一応介護は経験。それも終わって、悲しさ、寂しさもあるけれど、これからもう心配することはない。

  • 夫婦仲はかなり良い


 そんな人の経験談って、とっても参考になるんだぞ。でもいいや。10年後あの時ちゃんと聞いておけばって思えばいい。その時尋ねられても、たぶん覚えていないや。そもそも今後顔を合わせる機会も、片手で数えられる程度だろうしね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?