製品開発関係者 お疲れさま!

 歳をとり、小さい文字を見るのがつらくなり、理解力も低下してきた昨今しばしばあり、しばしば感じること。

 数百円の消耗品であっても、種類が結構あるもんです。数百円の中でも上中下の価格帯があったり、同じブランドの中に複数の製品があったり、ブランドの前や後ろにナンタラがついて、ナンタラなしと値段が若干違っていたり、そのナンタラ付きの中にも複数の製品があったり。

 何が違うんだろう?と書いてある文字を読んでみて、確かに何らかの違いがありそうだけど、明確な差異があるようなないような。そもそも字が小さくて読むのがつらい
 それで、「ああサイズが違うんだ・・」とわかった時は、「おいそれもっと目立つようにしておけよ」と思ったり、「ナントカのあなたに・・」といった風に趣味嗜好の違いだったりしたときは、「おれはどの人に当てはまるんだ?」と結局選びようがなかったり。

 で、結局一番安いのを選ぶとか、「お得」とか書いてあるのを選ぶとか、とりあえず聞き覚えのあるモノを選ぶとか。あるいは、決め手がないから今日はヤメとこ。何かが特売になるときまで待とうか、なんてことになります。

 送り手が考えて考えて、その価値を精いっぱい表現しても何も響かず、結局、値段と知名度かよ!みたいなことになってしまうわけです。

 製品開発をしている人は、みんな若い(少なくとも実務を担っているのは間違いなく私より若い)から、視力・知力・情報処理能力の衰えた人のことってわかんないんだろうなと思います。
 また、商品構成に隙を作らぬよう、いろんな消費者や状況を想定し、その製品群について日々一所懸命に考えているのでしょうね。でも、買う方って、そこまで考えてないというか、考えようともしないんですよね。ホント製品開発にかかわる方々お疲れさまです。

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