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「イヤイヤ期」の中年時代

自分自身が中年に差し掛かって

つくづく実感する。


中年というのは、

「イヤイヤ期」である。


2歳児のそれとは違い、

可愛らしさがあるわけではない。


というのも、

中年のイヤイヤ期は、

若さへの執着がベースになっているからだ。


かといって、

若さを売りにできないことも

分かっている。


この二つの狭間で、

非常にデリケートになっている。


「若作りしていると思われるのはイヤ」

「かといってオバサンっぽくなるのはもっとイヤ」


「若い子になれなれしくされるのはイヤ」

「かといってお局扱いされるのはもっとイヤ」


とにかく、

あっちもこっちもイヤなのである。


"若者の島"にも戻れない、

でも"年寄りの島"の住人にはまだまだ距離がある。


そんな微妙な立ち位置で

今日も心は揺れ動いている。


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