すぅーら

日々感じる事を気ままに書いています。

すぅーら

日々感じる事を気ままに書いています。

最近の記事

絶望の始まり

学校というものが大嫌いなのです。 小学校の頃からなんとなく感じていたのです。 ですが幼い頃の自分は、まだ学校を好きになろうとしていた時期がありました。 ですが、ある日を境にそんな気持ちが無くなりました。 消失。 次の日から世界がまるで変わりました。 私はこの日を境に人間に怯えて暮らしていくようになったのです。 最も身近な家族。学校の先生。友達。 その全てに対して敵対精神のようなものを持ち始めました。 それからの話は簡単です。 私を生かすのも、殺すのもいつも同じ

    • 新たな職場。

      新しい職場になって1週間。 この時期が1番つらいのだ。人間関係が築かれていく瞬間を感じながら働かねばならぬのだ。 私は働かねば生きていけぬ。 私は雇われねば生きていけぬ。 弱いのだ。己を律して社会の中で生き抜く力が無いのだ。 それ故に労働という蜘蛛の巣の中に飛び込んで行く。 私は餌食となってしまうのか。それとも上手く蜘蛛の巣を渡っていけるか。 とにかくうまく渡っていけるよう、うまくやろう。明日を生きるためにうまくやろう。 貧しい。心が貧しい。こんな言葉があったか。 「

      • 「休日」 何も休まらない。 何もしない方がいいと思った。 寝て、起きて、顔を洗って、寝て、少しお腹を満たして、寝て、メールを確認して、面倒くさくなって、寝て、洗濯を忘れている事に気付いたが寝て、やっぱり洗濯せねばと思い起きて、寝て、肩が凝る。 休日も平日も変わりはしない。 苦痛

        • 私の心の内をくすぐったく、してしまう人たちを見すぎるのは良くないのですよ。ほんとうは。 でも、どうしても、ちょっと見たくなってしまうのです。 ほんとうは良くないんです。 一種の依存性があるんです。

        絶望の始まり

        • 新たな職場。

        • 「休日」 何も休まらない。 何もしない方がいいと思った。 寝て、起きて、顔を洗って、寝て、少しお腹を満たして、寝て、メールを確認して、面倒くさくなって、寝て、洗濯を忘れている事に気付いたが寝て、やっぱり洗濯せねばと思い起きて、寝て、肩が凝る。 休日も平日も変わりはしない。 苦痛

        • 私の心の内をくすぐったく、してしまう人たちを見すぎるのは良くないのですよ。ほんとうは。 でも、どうしても、ちょっと見たくなってしまうのです。 ほんとうは良くないんです。 一種の依存性があるんです。

          人間観察

          接客業をしていると、とても多くの多種多様な人を目にします。 家族、友人、カップル、1人で、仕事仲間と。 人と接するのは苦手ですが、人を観察するのは好きなのです。 子供連れの家族がやって来ました。小さな子供が2人です。 母は、我が子をどんな事からでも守る、たくましい目をしています。 父親はボヤーンとしている人もいれば、のっぺらしている人もいますし、原因は分かりませんが終始イラついている人もいます。 男の方は家族の数だけ、様々な人を見ますが女の方にへなちょこな人は見ません。

          人間観察

          私の世界

          会話が成り立たたないし。続かない。 長年私が悩まされている問題だ。 まあ原因は分かっているようなもので、思った事を素直に話さない、つまり本音で話さないからである。 相手は私に共感を求めているのかもしれないし、別になんとなく話しかけてみただけなのかもしれない。しかし、私は会話に対して恐怖心を抱いているのでなんとなく会話するみたいな事が苦手なのである。相手に本心を明かしてしまいその結果嫌われるのではないかという恐怖心。 共感というのも苦手なのである。ある事に共感するという事は、

          私の世界

          明日は面談の日

          毎日寝る前にきまって考えていることはカウンセリングの先生との次の面談の時に何を話そうかという事なのです。 私は自ら進んでカウンセリングを受けに行っているわけではないのですが、無理やりにでも連れて行かされるのでしょうがなく行っているのです。 これがまた、怖い先生でして。叱られるとか、怒鳴られるとかそういう類では無いのです。 全てお見通しだというのにそれを隠すかのようにして私達に接するのです。 笑顔で私の心の奥底を睨みつけているのです。 私はその先生が何者かよくわかってい

          明日は面談の日

          マイナス思考

          自分はなぜだか最近、マイナス思考であるという事がやたらに気になり出してきた。 そう思って"マイナス思考"とGoogleに検索をかけてみる。余談であるが、検索の上位結果を見ると ・簡単なマイナス思考直し方 ・たった一つの習慣を変えるだけで治る、マイナス思考 といったような記事が多い。 マイナス思考について何か調べたい人間はその思考を直したいに決まっている、だから直し方に関する記事をたくさん表示しておいてやろう、というGoogleさんの意図なのだろうか? (全く、余計なお世話

          マイナス思考

          本音

          私は本音で話せる人を羨ましく思う。 彼らからすると、本音と言うほどでもないかもしれない。こういう設定のラノベが好き〜だとか、バイト先の先輩が嫌なやつ〜だとか。 本音はたわいの無い会話の中にでさえ多く存在する。 ただありのままに思った事を口にしているだけで、本音を吐く事をなんら難しく感じていないように思える。 私からしたら、それはとんでもなく危険な行為でしかない。ひとたび、わたしの思った事など言おうものならば、なんと非難されるか分からない。 つまり怖いのだ。他者が形成

          もう少しゆっくりやらせておくれ

          私の周りはなぜか皆優秀なのだ。私は落ちこぼれの部類だ。正直、私以上に無能な人間を見たことがない。その上周りにそんな人たちが多いから本当に自分が嫌になる。そして私はいつも疎外感を感じながら彼らと接している。 それでも、彼らといる時は笑顔であるようにしている。こうやって生きていられている事を勲章にしてどうにかやっている。 ちょっと自分が成長したかと思い、密かに彼らに挑んでみる。そして圧倒的に敗北を喫する。 自分が恥ずかしくなる。私はこの程度の進歩で彼らに追いついたつもりでいた

          もう少しゆっくりやらせておくれ

          愛の形

          「私は人を愛せない」 彼はこう言って私に相談してきたのです。 いつも明るく、人を笑かすような人間だったので、そのギャップに少し驚いたのですが、どこか、そういう暗い面を持っているのではと思っていたので、やっぱりかと思ったりもしたのです。 「それは、恋愛的な意味?それとも、家族愛とか兄弟愛とか、そういう人間全般の愛?」 私はこう聞き返しました。今思うとどちらも同じであり、彼の真意はそういうことではないと気づくのですが… 「うーん。両方当てはまるよ。でもそれに気づいたのは恋

          暗い話

          私は今生きている、だからこうして文章を書いている。生きているから感情が湧いて、それを文章にしたくなる。 私は存在している。昨日、友人Aと喋ったのは私だ。彼が私の存在を証明してくれる。私は母から生まれた。両親が私の存在を証明してくれる。 両親は死んだ。両親は存在していない。 友は去った。友は私の事を覚えているだろうか? 私の存在が怪しい。昨日まで確かに、確実に存在していたのに、不確かなものになった。 私は存在しているのか? そうだ、存在を確かめに行こう。 友をと話そう。い

          最低人間よりも恐ろしい人間

          酷い事をしたと彼は自覚しているそうですが、そのうえで、さらにまた酷いことをしでかしたのです。 これは彼の行動に対する周りの世間的な評価ですので、決して私も同感というわけではないのです。 彼には当時付き合っている女性がいたのですが、お互いどこか陰気で、独特な世界観を持つ2人でしたので、ああ、互いに惹かれても不思議ではないといったところでした。特に女性は美しく、ルネサンス時代ですと絵画のモデルにされていたに違いないでしょう。サイゼリヤに飾られている美しい、でもどこか悲しげなあの

          最低人間よりも恐ろしい人間

          手を差し伸べるのは誰?

          2人の貧しい子供がいました。 性格は違えど同じような境遇でした。 彼らは毎日、食べ物を得るのでやっとでした。必死に働いていたのです。 でも、もうそんな暮らしにはうんざりしていたのです。 彼らはこう願っていました。 「ああ、寝ていたい。ずっと寝ていたいよ。」 するとある日、彼らはこんな事を言われました。 「好きなものを好きなだけ食べ続けることができるようになる口か、何も食べなくてもお腹いっぱいになる口、どっちが欲しい?」 めんどくさがり屋の彼はこう言いました。 「

          手を差し伸べるのは誰?

          本当に恐ろしいもの

          日々、あらゆるものが私を襲ってくるのです。 それも各々のやり方で。 しかし、悪口だとか、無視だとか、暴力だとかそういった類のものは、実はそう大して酷くないのです。もちろん、嫌な気分にさせるものとしてかなり効率の良い武器ではありますが、会心の一撃とまではいかないでしょう。 それに比べ、やつは本当に恐ろしいのです。 そんなやつの攻撃こそまさに会心の一撃です。 現実世界から隔離され、永遠に続く無限の世界に閉じ込められた状況で、それはそれは広い深い泥沼から抜け出せずにもがく、

          本当に恐ろしいもの

          サリー

          In 2004 in Manchester... 「今日はみんなに新しい仲間を紹介するわ。サリーよ。」 ざわついていた部屋が静まり、皆はサリーのほうへ視線を向けた。 「こんにちは。私はサリー。年は今年でもう38。知り合いにいい先生がいるからと聞いて来たんです。よろしく。」 「結婚はしてるの?」 「いえ、10年以上前に別れました。子供が一人いるんです。」 「あら、大変ね。子供はいくつになるの?」 「もう高校生よ。」 こうして各々が好きなように、だれかの何かの話に