三浦弘人(中小企業診断士)

地方自治体の職員として25年勤務してきましたが、2023年で50歳になるのを機会に早期…

三浦弘人(中小企業診断士)

地方自治体の職員として25年勤務してきましたが、2023年で50歳になるのを機会に早期退職し、企業支援者として活動しています。 https://fortes-ms.com/

最近の記事

診断士開業日記(1か月目)

2024年4月1日に開業してから1か月が過ぎました。 このひと月の稼働は、北海道よろず支援拠点でのコーディネーター業務(月6日)と、件数としてはわずかではありますが個人業務をご依頼いただきました。ありがとうございます。 窓口相談を担当していると、さまざまなお困りごとについてお話を伺うこととなります。なかでも多いのは開業時の資金調達や、日々の資金繰りなど「お金」に関するご相談です。 銀行や公庫などでの融資実行には、申し込みから3週間~1カ月の期間が必要です。申し込みに当た

    • 診断士開業日記(2週間)

      フォルティス経営サポートの開業から2週間が経過しました。 この記事は「日記」と題していますが、毎日書いていない時点で日記ではないだろうという気がしていますけれども、続けます。 この半月の間は、公的機関での業務のほかに、個人で請け負った仕事も取り組んでいますが、まだまだ稼働不足です。ホームページのお問い合わせフォームからのご依頼お待ちしております。 さて、コンサルティングのような仕事を始めると、必ず誰しもが「専門性の壁」にぶち当たるものです。 「専門性の壁」とは、自分は

      • 診断士事務所開業日記(1日目)

        3月31日付で旭川市役所を円満退職しました! 4月1日から中小企業診断士事務所、フォルティス経営サポートを開業しました。 不定期ですが、サラリーマン時代には気が付かなかったことや、企業支援業務を進めるにあたって気が付いたことなどを書いていこうと思います。 初日はうれしいことがいくつもありました。 amazonから荷物が届くというヤマト運輸からのメールが。 さてなんだろう、だれか私の公開ほしいものリストから何か送ってくれたのかな(ちなみに、ほしいものリストには「干し芋」

        • アントレプレナーシップ

          経営者の仕事とは。 従業員のために仕事を取ってくること?そう、社長が唯一の営業マンという会社もありますね。 資金繰り、もちろんそうです。 もう一つ、人づくり。社長のアントレプレナーシップを、社員に浸透させるの、経営者の仕事としてやってみましょう。 でも、アントレプレナーシップって「起業家精神」だし、起業家に関係があるもので、従業員には関係がないのでは?そんなことないですよ。 社長が会社を立ち上げる時には、こんなことやあんなこと、できないなあ、どうしたらできるかな、と

        診断士開業日記(1か月目)

          看板を掲げるということ

          事務所の表札を作りました。 こんにちは。中小企業診断士の三浦です。 事務所(自宅)の門柱に取り付けるための表札を作りました。一つは屋号、もう一つは登録を予定している行政書士事務所のものです。 看板を出すということは、実社会に対して存在を宣言するということ。 すなわち、社会に対して責任を負っているということを自ら表明するということでもあります。 看板を見た人が訪ねて来てくれるような、そして来てくださった方に価値を提供できるような、そんな場所にならないといけません。

          看板を掲げるということ

          実名でやります

          独立未満の中小企業企業診断士(hiro)改め、フォルティス経営サポートの三浦です。 仕事納めにあたって、Facebookに年末の挨拶と、来春の開業に向けた抱負を投稿させていただきました。 ご挨拶にあたり、これまで匿名で運営していたXとnoteも実名アカウントに変更です。 実名でのSNS運営はしばらくぶりのため、ちょっとドキドキしましたが、変えてしまえば何のことはなく、かえって気持ちが軽くなりました。 4月まではまだ現職ですので、もっぱら春からの仕事を知っていただくため

          退職まで100日になりました

          周囲の職員に退職予定を告げたところ、仕事上の私の立場が微妙に変化しました。(笑) こんにちは、独立未満の中小企業診断士(hiro)です。 自分は本来ならば数名の部下を取りまとめる立場なのですが、今の職場では配属以来、ずっと現場をひとつ持たされていて、いわゆる一人親方でした。 仕事を教える相手も、手伝ってくれる人もいないため、何でも自分でやる必要があり、正直なところ周りに目を配る余裕もあまりなかったわけです。 それが、退職の予定を伝えてから、急にサポート役の職員がつくよ

          退職まで100日になりました

          職場の同僚に退職を予告しました

          3月末で辞めるからね。退職願もう出した。 全員に向かってではないのですが、その場にいた数人に伝えました。 こんにちは、独立未満の中小企業診断士 (hiro)です。 特に隠していたわけではないのですが、退職のことは人事にかかわる事なので、これまではごく近しい友人や、今後お世話になるだろう方にだけ話をしていました。 12月に入って、早期退職希望者からの退職願の取りまとめがあったので、それを提出したことだし、もうそろそろ周りにも伝えないと、仕事の引継ぎがスムーズにいかないとお

          職場の同僚に退職を予告しました

          退職・開業まで150日を切りました

          こんにちは、独立未満の中小企業診断士 (hiro)です。 2024年3月末の退職と、4月1日の開業まで、残り150日を切りました。 有給休暇を消化しながら、少しずつ準備を進めているところです。10月は、事務所として使う予定の自宅の部屋を片付けて、必要な什器や備品を買ってきたり。 中小企業診断士の仕事をするほかに、行政書士事務所を開こうと予定しているので、事務所としての体裁を整える必要があり、鍵がかかる書庫を置いたり、クライアントに対応するためのスペースを設けたりしなけれ

          退職・開業まで150日を切りました

          チームリーダーになった時にやったこと

          公務員としてのキャリアで最初に部下を持った時、一つのことを始めてみました。 毎朝、係のメンバに短いメールを送ることにしたのです。 メールの内容は、その日の予定、ニュースや業界のトピック、法律の改正や解釈などの仕事に関連したこと、そして、自分の身の回りに起きたことや考えていること、趣味や遊びのことなど、ごく私的なことです。 分量はだいたい800字以内でしょうか、職員がちょっとの時間に読める長さです。 こんなことをやってみようと思った理由は2つありました。 ひとつは、こ

          チームリーダーになった時にやったこと

          暗いと不平を言うよりも・・・

          独立未満の中小企業診断士(hiro)です。先日中小企業診断士一次試験が施行されました。受験された皆さんお疲れさまでした。 台風が直撃した沖縄会場は試験中止となりましたが、再試験の検討がなされるようでよかったです。 二次試験に進む方も、苦い涙をのんだ方も、次のステップに向かって着実に歩を進めてください、応援しています。 さて「暗いと不平を言うよりも進んで灯りをつけましょう」とは、昔からやっているラジオのキリスト教番組の口上なのですが、わたくしこの言葉が好きで、事あるごとに思い

          暗いと不平を言うよりも・・・

          屋号を決めました

          こんにちは、独立未満の中小企業診断士(hiro)です。 企業支援の仕事を個人事業として始めるにあたって、屋号を フォルティス経営サポート とすることに決めました。英語だと Fortes Management Support ですね。 士業でよくあるのは「○○○○中小企業診断士事務所」のような本名+資格名+「事務所」のパターンです。 ですが、ちょっと漢字が多くて重たいのと、弁護士や司法書士と違い、中小企業診断士は企業の経営支援や創業支援といった業務分野をイメージしても

          お客様を教育する

          独立未満の中小企業診断士(hiro)です。 自宅の裏に小さな菜園をひらいています。今年もトマトが赤く色づく季節になりました。ちょっと油断するとカラスに盗られてしまいます。 今回は、お客様を教育する、というお話です。 教育、というとやや押し付けがましくなりますので、製品を理解していただくためのコミュニケーション、ととらえていただければOKです。 自家農場で収穫したトマトからトマトジュースを加工して販売している農家があります。 圃場で真っ赤になるまで熟したトマトから作るトマ

          早期退職の申出を提出しました

          独立未満の中小企業診断士(hiro)です。先日早期退職の申出書を人事に提出しました。 勤務先の自治体では、今年の11月末日と来年3月末日のいずれかを退職日として選べることになっています。 私の場合、来年3月末に完工するプロジェクトを担当しているのと、イベントのスケジュールが3月まで全部埋まっているので、責任を取って(笑)3月末を退職日として申し出ました。 提出を受けた担当者はちょっとびっくりしたようですが、まあそりゃおどろきますよね。 同じ職場から申し出た人がもう一人

          早期退職の申出を提出しました

          その人にできることをさせるのが人事

          独立未満の中小企業診断士 (hiro) です。 係長に昇任して、これまで横並びだった同僚が部下になった時の話です。異動して職場を去る前任の係長から引継ぎを受けました。 そのなかには、個々の職員の資質に関するコメントもあったのですが、「仕事が遅く、説明が長い、そのため手続きを早く進めたい申請者に迷惑をかけることがある。また自分の意見を曲げない。」という評価を受けている人がいました。(内容は改変しています) 前任の係長から、この職員が「詰められている」姿を何度も見たことがあ

          その人にできることをさせるのが人事

          支配されているものから心を解放しよう

          日々の暮らしで誰かの行為に腹が立ったり、不満を感じたりすることがある。いくら寛大にしていようと心掛けていても、人間なのだから、腹が立つのは仕方がないこと。 腹が立つのも一度きりならどうってことなく、その場で「こいつはどうしようもないやつだ」と思って済むのだけれど、その相手がいつも顔を合わせる同僚だったりすると、毎日「なんだこいつ」が募ることになる。 「なんだこいつ」が募ると、朝から晩まで「あいつはなんなんだ」という気持ちが自分の中に充満してくることがある。 こうなってく

          支配されているものから心を解放しよう