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村社会の闇に葬られた島津論文

by CONSULTANCY M&K  Jemie E. Spencer

こんにちは、
日本の皆様お久しぶりでございます、ジェミー・スペンサーです。

約一年ぶりの日本です。昨年9月に始めた「ポスターと写真で楽しむコカコーラ史」も途中のままで帰国してすみません。一度中断すると、再開するまで大変なので、またやる気になったら続けます。アイムソーリー!😅

リュウの島津洋一氏の記事を見ていて思ったことを書きます。

当時、日本最大の英字新聞、ジャパンタイムズの編集長だった島津洋一氏は、2011年10月2日の記事で島津論文を公開しました。

論文名は「Secret US-Israeli Nuke Transfers Led To Fukushima Blasts」です。
邦訳すると「極秘の米国-イスラエル核兵器輸送が福島原発爆発を引き起こした」です。

論文は、リュウの記事に全文載っているのでご覧ください。この論文を分かり易くした動画も貼ってあるので是非一度見てください。

外国人から見ても、島津洋一さんは群を抜いて優秀な日本の国際ジャーナリストでした。当時、彼の他には同じレベルの調査報道が出来るジャーナリストはいなかったと思います。

しかし、この島津論文と呼ばれる記事が公開された後、日本社会は日本の宝ともいうべき島津洋一というジャーナリストを社会から追い出し、彼が一命を賭してジャパンタイムズに公開した記事を闇に葬りました。

これが、米国の問題であれば、さまざまなメディアで大々的に取り上げられて大きな社会問題になったと思います。

「日本病」という言葉が私の脳裏をかすめました。

善悪ではなく、体制維持に都合の悪いことは手段を択ばずに隠蔽し、都合の悪い人や物などの証拠は闇に葬る。一見、友好的で温和に見える村社会という全体主義を基礎にする日本社会の陰険で恐ろしい闇を垣間見た気がしてゾッとしました。

外人がとやかく言う必要はないのかもしれませんが、いったい日本人の何パーセントが島津論文の内容を正しく知っているのでしょうか??

安倍晋三が米国やイスラエルのDSと核開発を行っていた、
オームを扇動していたのは安倍晋三だ、
・・・・・

なんていうのはすべて陰謀論だ!という日本人がたくさんいます。
頭の固い年寄りならともかく、中堅世代の多くの日本人が、臭いものに蓋をする思考には正直言って、開いた口が塞がりません。

論文もよく読んで理解せずに、そんなことを言っていたら、ジャーナリストの神髄である調査報道は、この国ではすべて陰謀論になってしまいます。

先日、安倍晋三の国葬が行われると知りました。

中国、韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどの知人の間でも、安倍晋三の国葬が話題に上がります。金の切れ目が縁の切れ目、アジアの多くの実力者は面従腹背、日本との距離を徐々にあけています。

【字幕】地下鉄サリン事件 警視庁無線交信記録

エムケイコンサルティング ジェミー・スペンサー