見出し画像

マカオ周遊記 ~20歳の時に経験したカルチャーショック~


今から約8年前の2012年9月、マカオに行った。

画像1

ある意味、このマカオへの旅行が今の経営者として、起業家としての自分を形成しているといっても過言ではない。この一回の旅行がそれほどインパクトが大きい出来事だったのだ。

2020年を振り返ると、流行り病の影響で海外渡航がなかなか難しいものとなってしまった。
今回は、自分の経験をもとにキッカケになった20歳の時に行ったマカオ旅行について書いていきたいと思います。

1、マカオに行くキッカケ

当時、20歳でIT関連会社のコールセンターで働きながら、都内の通信制の大学に通っていた時期だ。当時は、当時付き合っていた友人の影響でヴィジュアル系バンドもやっていたり、趣味も謳歌し、上京してできた友達と遊びながら悠々自適な生活をしていた。

愛知県から上京してきてたしかに楽しい日々ではあったが、同時に漠然とした不安やもやもや感もあった。

今にして思えば、以下の3つのことを求めていたのではないかと思う。

⑴今は楽しいけどこのままの延長線上でいいのか。

たしかに充実してはいたけど、同級生は大学のキャンパスライフを謳歌しており、通信制の大学に入学はしていたものの高校卒業してそのまま働いている自分が、彼ら彼女らの大学卒、大学院卒に将来的に勝っていけるのかが不安であった。学歴社会という言葉も死語かもしれないが当時はまだまだ社会に根強かった。

だから学歴以外に、自分に力をつける必要があると思い、当時は資格試験、語学、他に打ち込めるものがないかを模索していた。

⑵何か、新しいことにチャレンジしたい!

我ながら好奇心旺盛、且つフットワークは軽かったとは思う。

このマカオ旅行に至るまで、一回も海外へは行ったことなかったので海外に対する漠然とした期待、夢を持っていた。

海外に行けば何か変えられる、そう思っていた。ある意味それは間違っていなかったのだが、海外への志向はとても強かった。

また、後述するがこのマカオ旅行もオンライン上で出会った友人との旅行、いわゆるオフ会だ。決めたらフットワーク軽く、飛び込んでいく姿勢は私のモットーなのかもしれない。

今でもそれは変わらないところはあるが、当時はよりそういうあったそれほど新しい出来事、出会いに飢えていたんだろう。

⑶ご縁を大切に

マカオ旅行に行くキッカケは、オンライン上での繋がりだ。当時、私はオンラインポーカーにハマっていた。ポーカーをするキッカケというのも経緯を話せば長くなるので割愛するが、それもオンライン上での出逢いがキッカケだ。

いわゆるカジノのように利用できるサイトなのだが、自分はビビりだったため、無料でゲームを楽しんでいた。そこで出会った日本人の方々のお誘いで行ったのだ。

知らない人と旅行に行くなんて怖いと思うのが普通であるが、当時の自分は兎にも角にも新しいチャンスを求めていた。オンライン上とはいえチャットなどでやり取りしていたため信頼関係はそれなりにあり、且つその友人もポーカーで生計を立てるほどの実力者だったこともあり、意を決してお誘いに乗っかりマカオへ行くこととなった。

経営をやるなかでも結果を出している人からの教えに対して「はい」「YES」「ごもっとも」「喜んで」と受け入れて行動した方が良いと教わってきたが、そのときのフットワークの軽さ、ノリの良さが大事なんだと20歳ながら気づいた。

ただ、20歳ということもあり、お金が全くなかった。コールセンターでコツコツ貯蓄していたなけなしの10万円を握りしめて、いざマカオへ!!

2、初めて行く海外旅行

成田国際空港に到着し、早速、飛行機に搭乗。飛行機時代も物心ついてからは初めてだったと思う。成田~マカオ航空で、当時は直通便があったので5、6時間くらいの搭乗時間であった。

画像2

着いてからは早々に、当時9月だったこともあり、とにかく暑い!!

日本のようなじめっとした暑さではなく、カラっとしているので日本特有の夏の不快感はなかったのが幸いだ。

3、マカオで味わったカルチャーショック

日本では味わえないこのギラギラした感じ。日本でも歌舞伎町などの繁華街はたくさんあるが、それとはまた違ったギラギラ感、日本では味わえないだろう。

マカオといえばカジノ。

画像3

グランド・リスボア。ココがある意味一番マカオで有名なカジノだろう。

画像4

スターワールドホテル、ここも圧倒的な存在感。
昼の景観はそうでもないのだが、夜になるとかなりド派手に。

画像5

高級リゾート統合型の施設。当時まだできたばかりで一番圧巻されたカジノでした。とにかく広い、そしてゴージャス!


このカジノでの経験がとても印象的だった。

前述したが予算約10万というかなりの貧乏旅行。一緒に行った友人はカジノ含めてお金を自由に使っていた。本当は私ももっとお金を使って楽しみたかったが、「お金がない」を理由にガマンしていた。

一方で、カジノのテーブルを見ると衝撃的な光景を目にすることとなる。

数百万、数千万、何なら数億の大金が、賞金として動いているではないか。

す、すごい。。。!!

勝負の世界であるが故に当たり前なのだが、大金がカンタンに動く瞬間を目の当たりにした当時20歳の私には刺激が強すぎた。

この経験が、お金に対する価値観、考え方を大きく拡げ、いかにこれまで狭い範囲で世界を見ていたことを痛感する時間となった。

お金を稼ぐことよって得られる可能性、夢というものを生まれて初めて経験したような感じだ。

一緒に行った友人、現地で知り合った方も会社役員、F1レーサー、超有名大学院生、ポーカー選手だったりと、良い意味で、これまでの自分を取り巻く環境から考えてみると意味が分からない人脈となった。

海外に行くと文化の違いから価値観が広がる、と色んな方から話は聞いていたがそれは本当だった。

続く。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?