Cyber Contents Conformity

造語です。適切な単語が思いつかなかった。言いたいことのニュアンスを適切に伝えているかわからない。
もし私の主張に妥当性があるのならば、どなたか、もっと適切な言葉を編んでいただけたらと思う。
日本語にすると・・・「ネット書き込み規範」だと、軽いなぁ・・・(語彙の貧困)

コロナ禍の初期、東京から帰省した家族がいる家に、「この町から出ていけ」と張り紙されたり、医療従事者がマンションに帰宅すると「みんなの迷惑だから、このマンションから出て行ってください」的な張り紙があったり、日本ではそうした事態が起きた。海外でどうなのかは、わからないけれど。
これらの、特に医療従事者などの事例の場合には、明らかに「誹謗中傷行為」として、確か、法的な対応ができると、どこかで読んだようなあやふやな記憶がある。「そうした張り紙をされた方は、警察に相談しましょう」という助言があったように記憶している。

これらの「張り紙」も、掲示も、内容によっては「誹謗中傷」とか「名誉毀損」で被害届を出せる性質のもの、だと理解している。

次に、例えばWEBに、「何月何日に、誰それをXXす」とか、(XXの部分には、適宜言葉を埋めて読んでいただくとして)書き込んだ場合には、どうなんだろうか。それが犯罪の予告であるような場合、威力業務妨害、だったかな、確か、警察のサイバーパトロールかなどでも、チェックされるように、今はなっていたんじゃないか、と思う。(不確かな話題展開で、申し訳ない。ものすごい、あやふやな表現。)

ネットに決して書いてはならない内容、と言うのがある、と思う。当然のことながら、普通、対面では言わない言葉、直接張り紙したらトラブルになるような言葉、などは「書いてはならない内容」に該当すると思う。

やっぱり、過渡期だなと言う気がするが、こうした内容がトラブルを起こす前に、「自主規制」する人はまだいいとして(あたしゃ、あまり自信がないな、)コンテンツの内容に応じて、運営会社が警告をつける(今は、これが主流かも知れない、)さらに、「表現の自由」に抵触するかも知れないけれども、「削除命令」なども制度が整いつつあるのかも知れない。

そこで、つい考えてしまうのは、中国やロシアでの「強制的な削除」だとか「削除命令」など、で、諸刃の剣というか、難しい。「表現の自由」と、「不適切なネットのコンテンツ」の問題。「誰が不適切だと判断するか」で、削除対象は大きく変わる。

さて、ぼちぼち、本題。

このページ

ウクライナ「非ナチ化」計画の驚愕の中身…!ロシア国営メディア記事から「プーチンの本当の狙い」が見えてきた
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/94223

が引用している、これ。(ただ、私には原文は読めませんので、引用の表現をそのまま使います。)

Что Россия должна сделать с Украиной
https://ria.ru/20220403/ukraina-1781469605.html

彼は次のように言う。
「武器を持つナチス(=軍人)は、戦場で最大限殺されるべきだ」
問題は、民間人に対する彼の態度だ。セルゲイツェフは民間人について、こう書いている。
「国民の大部分も、受動的なナチス、ナチスの共犯者であり、有罪である」
驚くべき見解だ。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/94223

日本では、現在では「組織暴力団」などに指定された団体は、「まだ、何も悪いことをしていなくても、退去を求めることができる」と、不完全ながら、私は理解している。(「暴力団 退去」で検索した。)実際、部屋を間違って銃弾を打ち込まれた人が確かいたと思うし、命に関わるし、これは合理的だとは思う。
ただ、一般論として言えば、どんな極悪非道な人間であっても、殺人を犯していないのに殺人罪に問うことはできない。泥棒の常習者であっても、「まだ何も盗んでいない」状態で逮捕することはできないんじゃないかな?と、私は思う。
そもそも、「ウクライナ国民の大部分が、受動的なナチス、ナチスの共犯者」に根拠の提示もないし、仮にそうだとしても、「有罪」などにはなり得ない。

ロシアでまかり通っている、どう考えても理解できない論法は、ウクライナ人がウクライナ人だというだけで殺してもいい、と解釈できるような表現。
そもそも、その考え方自体がナチスとどこも変わらないと私には思える。この「ウクライナ人」を「ユダヤ人」と置き換えたなら、今のロシアと、ナチスドイツと、どこが違うんだろうか。

そもそもが、こうした表現自体が、「ネットのコンテンツとして認められない」種類のものではないか、と思える。その主張が、このページの主題。
この一点に関して、人類全体で共通の「尺度」(Criterionかなぁ・・・Conformityは違うかなぁ・・・)は、世界中の知恵を集めて、定められないものかなぁ。

いや、きっと、中国なんかは反対するだろうなぁ。「ウイグル族の人間は、漢民族の文化に馴染むまで再教育すべきだ」と、「ウクライナの人間は、ロシアの文化に馴染むまで再教育すべきだ」と、全く同じに感じてしまう。「どこがおかしいんだ」とか言われそうだけれど、だったら「漢民族の人間は、日本の文化に馴染むまで再教育すべきだ」だったら、「おかしい」というのがわかりますかね?

ロシア国営放送の「嘘」の部分については、もう打つ手がない。欧米で「事実」(衛星写真から、通信の傍受内容、現地の証言から、何から何まで)をかき集めても、証拠を提示しているのが「欧米」だというだけで、ロシアは拒絶するんだろう。中立的な第三国の検証も、欲しいなぁ・・・
問題は、その先。「嘘」に根ざして、ロシアが主張している部分。「ウクライナ政府が、ウクライナ人を殺している」と。百歩譲って、その部分を訂正させることが困難だとして(その前提条件を正さないと、後に続く部分も相当に厄介だけれど、)だからウクライナ人を処罰しても構わない、と、それはおかしいでしょう、その主張は認められない、誰の発言であっても、どの政府の公式発言であっても、ネットのコンテンツとして認められない。その一点で、仮に「前提条件」が成立していたとしても、無作為かつ無差別な殺戮行為につながる「特別軍事行動」など、容認できる「基準」があり得ない、と思える、そちら側で、ロシアの言論を封じられないか、と思ったのだけれども。
そうした、インターネット社会の「運営ルール」は確立できないものなんだろうか、と思ってしまったが、現実問題として、ロシア国営メディアがロシア国内向けに流すネットコンテンツを、外から「規制」するのは、無理だろうな、というあたりに、考え落ち、してしまった。

戦時中は、もう難しいのを通り越して、不可能かも知れない。
ただ、「平時」に於いては、先に引用したような「論説」を、インターネットコンテンツとして「不適切」とすることが、可能な気がする。

日本にだって該当するページはあると思う。伏せ字にもせずに書くならば、「韓国人/朝鮮人は、韓国人/朝鮮人だというだけで、排斥して構わない。」そういう表現を隠さない日本のページもある。逆もあるだろう。その「表現そのものがアウト」だと、私は主張したい。

平時から、特定の民族、特定の国籍、特定の人種などを根拠に差別的な扱いを主張する、そうした主張は、悪性腫瘍のように、何らの先入観を持っていない、けれど、まだ社会経験が乏しく、インターネットのコンテンツを鵜呑みにしがちな若い世代などを、ある意味で「汚染」していくような気がした。

全く即効性のない話題だった。

個人的に、私自身は、プーチンがプーチンだというだけの理由で、彼を全否定するつもりはないが、彼が指示したとされる「残虐行為」は全く容認できないし、そうした「裏で出している命令」の他に、公式な表向きの発言の中にも、「差別的」であるが故に「削除」すべき表現があり、その差別的な部分を削除すると、プーチンの導き出した結論「軍事行動」が否定される、そうした論理パスがあるような気がした。(けど、もう、そういう段階じゃない。)

ということは、結論として、こうしたCyber Contents Criteria(かな?表題とは違ってしまったけれど)が定められたなら、第二、第三のプーチンの出現に対して、抑止効果があるのではないか、と思った。

思ったから、書いてみたんだけれど、的外れだったらごめんなさい。

追記: cyber contents conformity で検索したら、 cyber-conformity が引っかかってきた。やっぱり、この概念には無理があるかな?
social-conformity(社会的適合性)の対義語みたいで、全然意味が違うなぁ・・・「集団心理の恐ろしさ」なんていうページまで括りついてきた。

逆説的にcyber-conformityは、それ自体が「社会を誤った方向に誘導する、無責任で偏向した書き込みのもたらす影響」を暗示する表現、でもあり得るのかな?だとしたら、やっぱりcyber contents criteriaなのかも。

日本語で書け!ってか?だからぁ、「ネット書き込み規範」って書いたじゃないですかさぁ。
すみません、センスないです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?