たったの一言でいいのに、、

テレビ、NHKの夕方の「私たちは騙されない」をみていて、ふと思った。
なんで、こんなにも簡単に、騙されるんだろうか?

相手が、「カードが不正利用されています」とか言ってきているなら、こちらから「カード番号が何番のカードですか?」とか「口座番号がいくつのカードですか?」と、たった一言聞き返せば、詐欺だったらすぐに答えに窮すると思うのに、なんで、それだけのことを聞き返さないんだろうか?と思った。

メールの場合、私は、山のように入ってくる「詐欺メール」を、片っ端から通報している。
WEBで見るならここ

だけれども、メールの転送先は、ここ

meiwaku@dekyo.or.jp

私の場合にはMacなので、Macの「メール」のメール一覧画面で右クリックして「添付ファイルとして転送」を選び、上記のアドレスに転送している。

今日も、ふと見たら23通。どなたもご存知だろうけれども、そもそも自分が持っていない銀行口座から、「不正利用」のメールが入り、そもそも持っていないクレジットカード会社から「不正利用」のメールが入り、そんなのは何も考えずに、片っ端から「通報」している。

推測に過ぎないけれど、デ協(日本データ通信協会)では、通報されたメールをコンピュータ処理しているはずだから、通報の数は多ければ多いほどいい、と思う。なぜならば、メールをそっくりそのまま「添付ファイルとして転送」すると、真の送信元のコンピュータに辿り着く情報が含まれているから、で、それが犯罪抑止に有効だ、ということになる、と私は理解している。

細かいところで、私が「通報」する時のルールは、以下の3つ。ほぼ、何も考えずに、コンピュータを操作している。

A. 自分が口座を持っていない、使っていないサイトなどからの「不正利用がありました」という警告メール。口座を持ってないのに、なんで不正利用されるんだよ。

B. 頻繁に使っているカード会社などから連絡があったとしても、「不正利用」を言いながら、アカウント名が記されていないメールは、ほぼ間違いなく詐欺。
住所も、個人名も、口座番号も記されていない。ちなみに、「メールアドレス」が書かれていると「本物か!」と勘違いする方が多いみたいだけれども、「メールアドレス」は「顔」と一緒で、誰からも見られるものだと理解すべき、だと思う。
道ですれ違った人にも、顔は見られるけれども、名前は知られないでしょ?つまり、「顔写真」があったからと言って、何か言ってくる相手が本物とは限らない。「名前」を言われて、初めて有効性を確認できる。ネットでは特にそうで、自分が登録したハンドル名、とか、口座番号の下4桁とか、そういった「確実な情報」が含まれていないメールは、全部「詐欺メール」と判断していいように私は思う。

C. (これは、コンピュータ関連の技術を知っている人でないと難しいと思うけれど、)メールなどのソースコードを見る。
詐欺メールの送信元で一番多いのが .cn(中国)
中国人に「いい人」が多いことはよく知ってるし、そういう友人もいるけれど、ただ、ネット経由だと一番警戒したい相手かも知れない。中国と明確に結びつかないURL(インターネット上の住所)でも、その住所を別表記したIPアドレスだと、中国に括りつく場合もあって、そう言うのは、無条件に「通報」している。
だって、日本国内の企業が、なんでわざわざ中国からメール配信するんだよ!っていうのは、なかなか一般の方には難しいかもしれないけれど、理系の方だったら、すぐにわかるような気もするんだが、、、。

とにかく、思う。たった一頃、
「すみません、番号いくつのカードですか?/口座ですか?」の質問を、相手に投げてみて、答えられるか、試してもらったらいいのに、と、私は思う。

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