見出し画像

フラットな関係性、フラットな言葉、フラットな精神~コンビビアルなマネジメント㉒

 人は諸々の関係性のなかで表出されるものでしかないといえます。

 自然と人の関係性、人と人の関係性、生きることと働くことの関係性、人とテクノロジーの関係性を見つめなおさざるを得ない、他律的なきっかけに溢れているのが現代です。そのきっかけを他律的なままにせず、意志をもって自律的なアクションにしていくことが大切です。他律を他律として認識し、意志をもって自律に「転倒」させるのです。

 自然と人、人と人、生きることと働くこと、人とテクノロジー、これらの関係性を基盤にした個人、企業のストーリーを論理的ではなく、情緒的、非言語的な空気感を大切にしながら改めて創ってみてはいかがでしょうか。わたし達のこれまでの論理は破綻していて、これからの未来に適合しない可能性が高いからです。論理を超越する必要があるのです。そのためにカルティベイトし続けるのです。カルティベイトした先に、論理を超越する直感力、創造力を含んだチカラがうまれてきます。

 この情緒的、非言語的なものを感じるチカラは元来子どもたちに備わっています。子どもたちは自律的なアクションに基づいているからです。それが日々の生活、学校や家庭などの「場所」のなかで他律的なアクションに染まっていくと、そのチカラは失われて「大人」になっていきます。人と人の関係性のとても大切なもののひとつである「こどもとの関係性」を真剣に見直す最後のチャンス、それが今なのだと思います。
 
 フラットな関係性、フラットな言葉、フラットな精神。凸凹した道でも、凸凹した道だからこそ、忘れないでいたいとわたしは思います。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?