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ドーベルマンズとワタシ暦~ZERO~

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この出逢いがなければドーベルマンズとの出逢いもなかった!? ドーベルマンズと出逢うまえの管理人のことを3記事綴りました。
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記事一覧

ドーベルマンズとワタシ暦ZERO~天の神様のいう通り~

朝、目覚めてカーテンを開けると、 昨日には無かった雪がこんもりと積もっていた。 『うへー 最悪~ それでなくても今日は面倒臭い用事があるのに雪かよ!』 文句を垂れながら身支度をはじめる。 何に対しても一応文句を呟くのがワタシの悪癖である。 が、しかし、今日の用事はワタシにとって かなり憂鬱なものであったので、 実際、ギリギリまでどうしたら行かなくて済むのか色々と考えていた。 『(´Д`)ハァ…でもまぁ酒が好きなだけ呑めるようだし行くか…』 雪は止みそうもなく、これ

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ドーベルマンズとワタシ暦ZERO ~裏切り~

雪降る中、ワタシを乗せて 赤いランクルは走る。 運転手は見た目おばさんロックスター、 ワタシに対しての態度は悪魔のような男だ。 半ば強引に車に乗せられ向かっている先は 隣町のカラオケ屋。 ド田舎なので隣町といっても距離があり、 ましてや雪降りなので スピードも上げられない。 到着までの時間を思い げんなりモードなワタシ。 『お前、ニーヨンって行ったことある?』 (・д・)チッ 無いって答えたらまた野蛮人扱いか?

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ドーベルマンズとワタシ暦ZERO~裸一貫~

当時は家電話機(家庭に普及した電話機)が主流だった。 一人一人が自分専用の電話機(携帯電話)を持つということに、私は贅沢な物だというイメージを持っていた。 だから、ルシファー殿下から携帯電話の普及販売に誘われた時、『贅沢品を売る』のは久しぶりだぁ!と思った。 今はド田舎で学校給食調理員として働いているが、 私は生まれ育った東京から田舎にくるまで、 銀座に本社を持つ化粧品会社のビューティーコンパニオンとして働いていた。 ビューティーコンパニオン… 何とも恥ずかしい響きの肩書

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