梅雨明けも間近。木立の中に入ると蝉時雨の勢いがすごく、会話が聞こえないほどです。一気に開いた花のように、一斉に出てきたのではないかと思うほどです。コロナで籠ってるうちにも、確実に季節は進んでいます。

最も賑やかなのはクマゼミでしょうか。ワッシャワッシャとリズムを作っています。そのバックグランドでジージー言ってるのはアブラゼミ？ニイニイゼミもいるようですが、鳴き負けています。

よく見ると、そこらじゅう、セミの抜け殻だらけです。大きさがそれぞれ違うのは、さっきの3種の違いなのでしょう。足元を見ると、穴だらけ。幼虫が木に登るために出てきた際の穴ですね。

何年も地中で過ごしながらも、この梅雨明けの一瞬の季節を感じて成虫になる感度の良さには驚きです。3種の声の違いは体の構造から来ているのでしょうけど、季節を感じるアンテナは同じなのでしょうね。