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妖怪適当人間

僕は妖怪適当人間だ。昔から友達に『お前に相談なんて出来ない』『また適当な返事して』なんて、よく言われた。でも意外とそこで人間観察してるのも事実で、誰にも感づかれないように、こっそり人間観察している悪趣味な妖怪。たぶん僕と同じような妖怪人間って、結構この世に潜んでいると思われる。

妖怪適当人間の特徴は、目を見て話さない、相槌がやたらと多い、オウム返しが多い、スマホで何か調べてるフリをする、『なんとかなるよ』で締めくくる等々。ただ人によっては聞き上手だから話せただけでスッキリした、共感してくれて嬉しかったなど言ってくれる人もいる。少しは役に立つこともあるのである。笑

僕が妖怪化し一番不思議に思うことに【悪口・陰口】がある。ほんと皆よく言う。僕からすると直接口に出して言えばいいのにと思ってしまう。決して喧嘩しろとか、揉めてしまえばいいのに、そんなことは思っていなくて、嫌なことは嫌、それが出来ないなら、その人から離れたらいい。簡単なことだし、嫌なことに時間を使う方が無駄だ。

一番たちが悪いのは、この悪口を言ってた人が、その相手と次の日には、表向き仲良くしているということだ。それは社会生活において大事なことだし、そうしなくちゃいけない状況もあるのかも知れない。でも、その話を聞かせれて、下手したら相手に寄り添うために一緒に悪口言ってしまったら。僕の気持ちはどうなるのって話。

そんな人の特徴がネット検索したら見つかった。考えられる理由は以下の通りらしい。

悪化するのを怖れている

嫌いじゃないけど嫌な部分もある

実は特に何も考えてない

周囲と合わせ過ぎている

情報操作しようとしている

何かしら利用価値があるから

復讐の機会を待っている

全て理解出来るような気がするが、5と6と7に関しては大変恐ろしいサイコパスな考え方だなと思う。しかし、そもそも何故悪口を言うのか、その人の何が嫌いなのか、その答えは【実は自分の中にもそれがあるから】らしい。『はぁ!?』と思った人も多いと思いますが、要は他人は自分を写した鏡ってこと。【人の振り見て我が振り直せ】です。

自分に問題があってもいいし、それが悪い訳ではない。しっかりそれを自分で受け入れることによって、もっと人に優しくなれるのかな、悪口や陰口も少なくなるのではと僕は思う。自分を客観視して受け入れることで、自分も変わって気にならなくなるかも知れない。

僕、妖怪適当人間は、今日も悪口や陰口を聞き流し、こっそりと人間観察をし、自分は大丈夫かなと考えながら『早く人間になりたい!』と思っているのであります。まだまだ程遠そうだけど『なんとかなるよ!』終

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