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六花亭の焼き菓子アソート「☐△○(まるさんかくしかく)」が美味しかったというだけの話

マルセイバターサンドで有名な六花亭だが、実店舗やホームページを覗いてみるとバターサンド以外にも相当な種類のお菓子が売られている。
道民ならばお歳暮等で六花亭の詰め合わせを手にすることもあり、少なくとも「霜だたみ」や「大平原」などの定番どころには見覚えがある人が多いと思う。

自分も道民なので六花亭のお菓子は幼い頃から慣れ親しんでおり、好きだったので自分でもちょくちょく店舗に行って買っていた。
しかし、この間まで存在を知らなかった六花亭のお菓子がある。
それが△○(まるさんかくしかく)」
記号と読み方がズレているが誤字ではなく仕様。六花亭のネーミングセンスは相変わらず尖っている。

この☐△○、そこそこ昔からあって割と有名らしいのだが、なんで自分が今まで存在を知らなかったかというとこれが単体のお菓子ではなくクッキーの詰め合わせだから。
基本的に六花亭のお菓子は詰め合わせに入っているか店頭でバラ売りされているものをいくつか選んで買うかの2択だったので、1商品で大きさと量のあるこちらに出会う機会は今までなかった。
そんなわけでこの商品の存在はたまたま先日YouTubeで六花亭の商品を食べ比べる動画を見るまで知らなかったのだが、いざ見てみるとなかなか美味しそうで気になり、先日帯広に行った時に買ってきてしまった。一人で食べる用に。

これが実物。
9種類のお菓子が所狭しと詰まっている。テンションが上がる見た目。

以下ひとつずつ感想。

苺クランチチョコ

圧倒的な苺の存在感。
フリーズドライの苺も入っており、全力で苺を感じられる。
ザクザクした食感も楽しい。
9種類中表立って酸味があるのはこれだけなのでアクセントとしても◎。

バタータフィ

薄いキャラメルのようなお菓子。
味はかなり甘さ控えめのキャラメルとアーモンドの香ばしさが印象的。
食感はキャラメルの歯にくっつくような感じはあまりなく、むしろカリっとしている。

チーズクッキー

ほぼ甘味はなく、シンプルにパルメザンチーズの味。
おつまみ系の味だがそこまで塩気が強いわけではなく上品さも感じる。
食感はパイのようなサクサク感。
甘い焼き菓子の中でこの味があるのはありがたい。

クロッカン

某所で爆発したハンバーガーと言われていたユニークなビジュアル。
味はキャラメルポップコーンの甘いところを凝縮した感じ。
口の中に入れると脆く崩れていくタイプ。

くるみクッキー

プレーンとココアの2層になっている。
シンプルにTHE・クッキーという感じの味。正統派の美味しさ。
存在感がありながらも噛むと一瞬で砂のように細かくなっていく。

ジャポネ

ホワイトチョコとアーモンドクッキーの2層。
他の商品でも色々使われているが、六花亭のホワイトチョコは美味しい。
そのホワイトチョコが存分に味わえる一品。
アーモンドクッキーは固めで、噛み砕いているうちにホワイトチョコと混ざり合ってそれもまた楽しい。

カフェクロケット

コーヒー風味のクッキー。
コーヒーの香りが素晴らしい。
甘さはかなり控えめで、他のお菓子との取り合わせが優秀。
ザクザクした食感のクッキーの中に混ぜ込まれたアーモンドのアクセントもいい。

アーモンドヤッホー

見た目通りのアーモンドチョコ。
しかしチョコが美味い。普通にコンビニで売ってるようなアーモンドチョコとは一線を画す気品を感じる。

抹茶ラングドシャ

文字通りの抹茶ラングドシャ。
こちらはカフェクロケットと違って甘味は強めだが、抹茶の香りは負けず劣らず。
焼き菓子部分の軽い食感と中のクリームのずっしり感とのコントラストがいい。

個人的な一押しはカフェクロケット。
単に自分がコーヒー味のお菓子が好きなのもあるが、甘さとほろ苦さとのバランスの取り方が素晴らしかった。
だが、食べてみてすごいと感じたのは全体のバランス。
焼き菓子が9種類もある中で印象が被るものが1個もない。
味だけではなく食感もそれぞれに個性があり、互いに引き立てあっている。
食べていて飽きないし、一個一個の甘さも控えめなためいくらでも食べてしまいそう。
これは確かに詰め合わせだからこそ出せる美味しさ。

そんなわけで△○、大満足の商品だった。
つい定番商品やお気に入り、期間限定品などを買いがちなところに知らないお菓子だけの詰め合わせセットを買うのは中々の冒険だったがその価値は十分にあったと思う。
もしこの文章を読んで気になった人がいたら是非買ってみてはいかがだろうか。


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