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【旅日記・アゼルバイジャン】私は、ずっと旅の途中みたいに、生きていたいんだ。

  • 今日の旅先:アゼルバイジャン

  • 今日の料理:なし

パンデミックのあとの、この世界で。

退屈な午後。戯れにwanderlustという英単語に、しっくりと馴染む日本語は何かなどと、ただぼんやり考えていて、ふと。ぜるように泣き出しそうな気持ちになる。そのとき私の心に迫っていたのは、むせ返るような漂白の思い。脳裏に浮かんだのは、『奥の細道』のあの有名な一節の記憶。

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