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第3回THE NEW COOL NOTER賞広告・自己PR部門~11/11講評

第3回THE NEW COOL NOTER賞「広告・自己PR」部門へご参加いただいている皆様。

講評をお待たせ致しました。
当コンテストは、皆様の支えによって第3回までも続けさせていただいております。

8月のエッセイに始まり、9月に己の生活を省みて、10月で「世界」を開き、その世界の中で11月に「自己」を投げ込んでいく。
そんな展開と物語を意識して、コンテストを運営させていただきました。

その結実として、本日より、ご応募いただいた作品への講評を、進めさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

(本日の講評者)

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<講評(ヒロさん)>

自転車レースに出場したことがある。
それは長野県乗鞍岳のふもと、自然と一体になり走る自転車レース。
馴染みの自転車屋さんからの勧めがきっかけであった。
スタート位置に就きスタートしたのはよいが、トレーニングやレース配分といった準備を全くしていなかった。

書き手の人物像を想像できる方も多いことでしょう。


導入部の叙情的な文章。
その日そのとき、リアルタイムの風景と自然が浮かび、読み進める興味を高められます。

日々異なる人間の心持ちの小ささと 自然という時間経過を超越した大きなものへの敬意と憧れが対比されてるようです。


サビ(佳境)に5年前を振り返った叙情が再び記されます。
伏線にあったのは5年前の雲、羊雲。

川の白サギが飛び消え行った先 ウロコ雲が記憶の引き出しを開け、5年前 峠頂上からの羊雲を馳せます。


10年ほど振り返り 自分の記憶の引き出しにドーンと構えているものは なんだろうか、微笑ましく そんな自問がもたげました。


読みやすくする意図なのでしょう 、ユーモラスに使ったコーラがとても印象的です。

甘辛く黒い 強めの炭酸を喉が欲します。

雲や川、飛び立つ白サギ、山の尾根や自転車を見るとコーラを連想しそうです。

このエッセイの最下部リンク先に コーラの広告があるべきだな など楽しませていただきました。


hummingbird1980 さん、今回もご参加いただきありがとうございます☆

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<講評(Norikoさん)>

修行僧一休さんの作品を読んで
『日本人は血液型を聞くのが好きだな』と
カナダで言われたことを思い出しました。

気が付かずに人は
自分でも他人でも
『自分』という人間を何かしらのカテゴリーに分けたいと言う気持ちがあるんだなと
その時思ったのです。

血液型や星座もそうですが
文系か理系か、
確かに私もどちらかに自分を分けていた事に
気が付いたのです。

一休さんはご自身では、理系で
国語は大の苦手だとされていましたが
noteを通して
人の作品を読む楽しみと
書く楽しみを見出されています。

「文系と理数系は、相互に作用しあって成り立っているよ。」

そう一休さんは書かれています。

かく言う私は小さい頃から本の虫で
妄想ばかりしては書いていました。
一休さんとは逆で
思いっきり文系だと思っていたので
とにかく算数・数学が苦手でした。
数字を見るだけでゾッとするくらい。


でもある時、先生から
『算数の問題も問題文にヒントはあるんだよ』と言われたのです。
んな馬鹿なぁと思ってよく読んでみると
確かに解くのに必要な数字やヒントは問題文に隠されています。

それに気が付いた時、私は算数や数学がパズルか何かの様に面白いと感じることが出来たのです。

文武両道をもじって
文数両道と一休さんは書かれています。
身をもって経験した私には
クスリと笑ってしまう創語です。

それは、「自分の専門以外のことを補う教養」なんです。

一休さんのこの言葉は文系、理系だけに留まらないと思いました。
仕事にしても
人間関係にしても
専門という言葉を得意に置き換えて
教養を経験に変えると
『自分の得意以外のことを補う経験』

これってもう
文数両道だけではなく
人が社会の中で生きていく中でも
大切な事だと思ったのです。

片方の側面しか見らず
苦手と思うだけで
実は自分にとって好きな事になるかもしれない事を見落としてしまう危険があるんだと一休さんの作品を読み思いました。

「苦手分野も大好きなら克服できる」
ということです。
苦手な人の気持ちがわかるからこそ、文系科目が苦手だな、と感じている人に、少しでも分かりやすく、活字の面白さを伝えたいと思っています。
その信念のもと、日々記事を書いているのです。

好きな人が好きな事を推すのは
良くある事です。
でも苦手とする人が
大好きと推す事は
それだけで面白いと思うのです。
だって好きには見えていない視点を
書き出すことが出来るのですから。

修行僧一休さん、これからも信念を貫いて
沢山、活字の面白さを広げてください。
面白い視点でクスリと笑え
しかも苦手な事へ飛び込んだ熱い挑戦心も見える自己紹介をありがとうございます。

ご応募ありがとうございました。

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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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応募作品はこちらのマガジンに収録されます。
 他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。

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