見出し画像

ZZ-R400 2023#50 フロントフォークシール交換

どういうわけか集中して、このひと月で3件目の事例となるフロントフォークのオイルシール交換。
車両は、最近なじみになりつつあるZZ-R400
ネットで入手したサービスマニュアルが対応していない年式だと判って、よかったような悪かったような、の車両である。

ZZ-Rに限らずフルカウル車はフォークのメンテをしようとすると、かなりめんどうなことになる。
ハンドル、ホイールはもちろん、カウルを大々的に外していかないとフォークを抜けない。
逆にいえば、カウルを外してしまえばフォークのメンテはむつかしいことではない。

はずだった。

左はおおむね予定どおり進行したが、右のアウターが抜けない。
いくら引っ張っても、バーナーで炙ってみても、抜けない。
ということは、オイルシールが外れない。
1時間ほど格闘したところで、見かねたオーナーが、最悪シールだけ替えろ、と言う。
たしかに、目標をそこに置くのが現実的かもしれない。

とはいえ、インナーチューブがアウターから抜けないからには、オイルシールを外すのもかなり困難である。

あれやこれやと道具を使って、シールが外れたときには、だいぶ日が傾いていた。
ホイールを戻して、フォークオイルにまみれていたブレーキキャリパーを掃除し終わったのは、終業時刻をだいぶ過ぎた頃になった。

走り去っていた後、連絡があった。

点火がおかしい、と。
次はこっちから出向かないとならないか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?