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ゼファーχ改 2024#14 ジャンクションボックス修理

ゼファーχのエンジンをゼファー400に換装した車両である。

エンジンを載せ替えた後、快調に走っていたらしい。
が、突然点火しなくなったとのこと。
それをどういじったのか、再始動はできたらしいけど、ヘッドライトが点かず、始動時にセルモーターが回り続けるようになったと言う。
ヘッドライトが点かないのはまだしも、セルモーターが回り続ける事象はあまり聞かない。

ご本人なりに考えてセルモーターリレーを替えてみたそうだ。
結果、変わらない。
スタートボタンを押すとセルモーターは回り続ける。

ということは、スイッチユニットかヒューズボックスの不良、でしょうね。
ヘッドライトが点かないことからみても、ヒューズボックスの不良が濃厚ですよ。
ヒューズボックス内のリレーが動作していないのと、おかしな動作をしているのとがあるようだ。

じゃあ買うよ。

ヤフオクなのかメルカリなのかはわからないが、ヒューズボックスを簡単に購入して付け替えたところ、始動困難になったと言う。
正確には始動できるけれど、少し走らせた後は始動しづらくなるらしい。

なんだよ、これ?
ヒューズボックスを替えたらそうなったんだから、替えたヒューズボックスは点火系が不安定なんでしょうね。
そんなことある?
いや事実を整理して言っただけですよ。
わかったけど、どうすればいい?
リレーを交換してみるのがよいのではないですかね。
できるの、そんなこと?
やったことはないけど、開けられるならできると思いますよ。

現物を見てみると、ネジ4点で閉じられていて開けることが可能のようだった。
シール材のおかけで少し苦労したけれど、開けてみると、かなり大きな線で構成されているので解りやすい。
それぞれのヒューズにはダイオードが組まれていて、ヘッドライトとスターターリレーにつながる線にリレーが繋がっている。

このダイオードが不良で不安定になるものと、リレーが不良でおかしな動きをしているところがあるのであろう。
もともと使っていたほうはリレーの不良で、新たに購入したほうはダイオードの不良だということだ。

リレーの不良は動作しないか、動作しっぱなしになるので解りやすい。
いっぽうダイオードの不良は解りづらい。
一定の電圧か電流を越えたときに機能しなくなることが多いけれど、実験機器を持たないぼくには、たぶんそうなのだろう、としか言えない。
「たぶん」を基にして、もともとのほうはリレー交換、新たに購入したほうはダイオードを交換してフタをすることにした。

問題は、なぜ壊れるのか?なんだけど、経年劣化と考えてよいのだろうか。
リレーはメカニカルな構造体なので理解はできるが、半導体は解らないな。
機会があったら実験データを探してみよう。

どうせ難しい数式に当てはめて煙に巻くようなことが書いてあるだろうけど。


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