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獣の柱 May 19

イキウメ『獣の柱』観劇。
いやぁ好みですわ!やっぱ前川さん(劇場入口でお見かけしました)の劇作はすげぇ。
めちゃめちゃ面白い!かなり純粋に面白い!
物語の展開がワックワク前のめりになっちゃう面白さな上に、着眼点がいちいち刺さりまくる。
冒頭シーンの台詞たち、なになに?私が最近考えてること見透かしてんの?ってくらいにドンピシャで嵌まることを、白い高襟ローブといった感じの衣装に身を包んだ浜田信也さんが客席を見渡しながら宣う。ガッツリ私に向かって言われたように思えて、眼を見張り硬直して動けなくなっちゃうくらいにいきなり釘付け。
ラストシーンがまたこの冒頭に繋がるお見事な構造で、全て観た後でまた冒頭の台詞たちを聴きたくなってしまう。
お代わりせずにはいられなかったよ。

浜田信也さん(幸せな時のイケメン感くっそナイス♡)と安川jpさん、めちゃ良い。
市川しんぺーさん、最近推し並みに出演作観てる気がする。

言葉によって限定してしまうこと
伝えたいことは言葉では表せない
でも、コミュニケーションのために最も有効な手段は言葉
言葉を習得しているうちに、何を伝えたいかわからなくなってしまった…
理解できないことを、脳は補正する
私たちは脳の外に出ることはできない
閉じ込められてる

なんで?なんで?
物語を探してしまうこと
幸福感

アリの観察
面白いから、…知りたいから!
侵略しようというのではなく良かれと思って…コミュニケートしたくて…

のぞむは何を話してくれようとしてたのか

そう、演劇とか…推しとか…
私は隕石を見てるのかな?って思ったよね…
あの幸福な顔は、推しを見てる時の顔だよな💦
そうかあの人は、あの隕石を私にもたらす人なのか。隕石の人なのか。
私たちとコミュニケートするために、伝えるために、一生懸命に技術を習得して。
妙に納得いってしまうのが怖いな。
演劇の人はみんなそうなのか。
自分の脳の外に連れ出してくれるものか。

推しは隕石の人だったのか!という考えが、1日経った今でもやたら納得できちゃうどころかますます確信を深めてるし、この考え自体がなんだか楽しくてしょうがない♡

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